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今週の米ドル/円予想 ISMと雇用統計で利下げ動向を探る(7/1週)

達人の予想 

【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
今週の主要経済指標

先週の米ドル/円は106円台に突入も週後半にかけて反発。週初107.325で寄り付いた米ドル/円は、中東における地政学リスクの高まりにより106.765まで下落。その後セントルイス連銀のブラード総裁が「50ベーシスポイント(0.5%)の利下げは必要ない」と発言したことやパウエルFRB議長が「金融政策は短期的なセンチメントの変動に過剰に反応してはいけない」との発言を受けて108円台まで回復する局面も見られましたが、 米長期金利の下落により108円を割り込み週末は概ね107円台後半での推移となりました。

先週の日経225(TFX)は小幅反発。週初、21,300円で寄り付いた日経225は、週末のG20(大阪サミット)や米中首脳会談を控え方向感に欠ける展開となりました。米国とイランの間で軍事的な緊張の高まりから米ドル/円相場が一時106円765まで円高に振れ、米中の貿易問題についても楽観的な報道や悲観的な報道が相次ぎ、株式市場は右往左往する展開となりました。終値は21,362円。

今週の主な経済指標は図のとおりで、特に米国の主要な経済指標が目白押しです。
1日はISM製造業景況指数、3日にISM非製造業景況指数、米国の独立記念日(7/4)を挟んで5日に雇用統計があります。
特に7月末の利下げ期待がマーケットにおいて高まっている中で、先月末に発表されたインフレ指標は1QPCEデフレータが+0.9%(市場予想:0.8%)、5月PCEデフレータが前月比0.2%(市場予想:同0.2%)、前年比1.5%(市場予想:同1.5%)、5月PCEコアデフレータが前月比0.2%(市場予想:同0.2%)、前年比1.6%(市場予想:同1.6%)となっており、特に悪いという結果ではありませんでした。
今週発表されるISMや雇用統計の結果からFEDの金融政策変更に対しての姿勢も決まってくると考えられるため、特にこれらの指標に注目です。
なお、週初の米ドル/円は、週末に開催されたG20や米中首脳会談、米朝首脳会談などの結果を好感し、再度108円台を回復してスタートしております。

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】
【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

米ドル/円の週足チャートです。
移動平均線は上から順に52週MA(110.979)、26週MA(109.982)、13週MA(109.562)となっており、価格がその下側に位置しているため、中長期的には今後も上値の重い展開が続きそうです。
ストキャスティクスは、売られすぎ水準から上向きとなっておりますが、相場自体は下降トレンドとなっているため、スピード調整と考えておくべきでしょう。

先週、レジスタンスとしてお伝えした108円を上回ったことで、この水準が目先のサポート、また、以前からお伝えしている109円前後がレジスタンスとして意識され、引き続き戻り売りで見ています。

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】
【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

米ドル/円の日足チャートです。
先週は、106円台半ばまで下落した後、以前からお伝えしていた白い直線で示したレクタングル(横ばいの保ち合い相場、上値108.70、下値107.80)の間まで相場は戻す展開となりました。
日足チャートにおける当面のレジスタンスは、このレクタングルの上限となる108.70、サポートは107.80で、戻り売りを考えたいところです。


このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

執筆者 山口哲也

執筆者 : 山口哲也|フジトミ証券株式会社 チーフテクニカルアナリスト

株式会社フジトミ 国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト 金融機関でアナリストとして経験を積んだのち株式会社フジトミ入社。幅広い手法を網羅した緻密な分析とわかりやすい解説が好評。日経CNBC・東京MXテレビ等メディア出演多数。

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