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ドル円東京朝に108円台もその後はやや頭重い

見通し 

ドル円東京朝に108円台もその後はやや頭重い

ユーロ振幅も1.08台での推移

【東京市場】朝方に108円台

朝方に108円台を付ける動きが見られた。もっとも大台乗せ後のドル買い円売りには慎重な姿勢が見られ、昨日の高値と同じ108円08銭までの上昇にとどまり、その後は調整が入る展開に。
 もっとも107円台半ば手前では買い意欲が見られ、107円台後半でのもみ合いに。
 
 ユーロドルは買い戻しが目立つ展開に。昨日のNY市場でスペインでの感染者拡大の動きなどを嫌気しユーロ売りが広がり、ユーロドルはNY市場午後に1.0810台を付ける動きが見られた。東京朝も1.08台半ばを付ける動き見られたが、そこから買い戻しが優勢となり、1.0878を付け、その後は1.0870台での推移。

【ロンドン市場】原油急落

 NY原油先物が時間外で急落、一時108ドル近くに迫り、
リスク警戒の動きが広がった。
ドル円はリスク警戒の円買いも出て相殺も
ユーロドル、ポンドドルでのドル買いが進んだ。
ドル円は107円台推移

【NY市場】ドル円下げ渋り

 ドル円は下げ渋りの展開。
前日のトランプ大統領の再開への指針や
ウイルス治療薬の治験で好結果との報道が好材料に。

ロンドン市場で下げたユーロドルが買い戻される展開に
1.08台後半まで上昇する展開を見せた。

【本日の見通し】方向性探る

 株高の動きなど一時のリスク警戒が後退の中で
ドル円はやや頭の重い展開が続く。
世界的なリスク警戒の動きが落ち着けば
ドルキャッシュの需要が後退し、ドル円は頭の重い展開に。
積極的なFRBの供給姿勢もあり、何もないとドル安に行きやすい面も。
もっとも先週末は107円台前半で買いが入る展開となっており下値しっかり感も。
107円台でのレンジを中心に次の展開を探る。

【本日の戦略】押し目買い

 どちらの方向を意識するのか非常に微妙な状況。
印象的にはドル買い円売り。
 107円台での買い下がり、107円をしっかり割り込むとストップの印象。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/17 金曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.92  1.0840  117.00
高値  108.08  1.0893  117.41
安値  107.30  1.0812  116.62
終値  107.54  1.0875  116.95
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/17 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  19897.26 +607.06
DOW   24242.49 +704.81
S&P    2874.56 +75.01
Nasdaq  8650.14 +117.78
FTSE   5786.96 +158.53
DAX   10625.78 +324.24
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/17 金曜日の商品市場》
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=18.27(-1.60 -8.05%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1698.80(-32.90 -1.90%)
-+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《4/17 金曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
失業率(3月)8:00
結果 3.8%
予想 3.8% 前回 3.3%

【中国】
実質GDP(第1四半期)11:00
結果 -6.8%
予想 -6.0% 前回 6.0%(前年比)

鉱工業生産(3月)11:00
結果 1.1%
予想 -6.2% 前回 N/A(前年比)
結果 -8.4%
予想 -10.0% 前回 -13.5%(年初来・前年比)

小売売上高(3月)11:00
結果 -15.8%
予想 -10.0% 前回 N/A(前年比)
結果 -19.0%
予想 -12.5% 前回 -20.5%(年初来・前年比)

【日本】
鉱工業生産・確報値(2月)13:30
結果 -0.3%
予想 N/A 前回 0.4%(前月比)
結果 -5.7%
予想 N/A 前回 -4.7%(前年比)

設備稼働率(2月)13:30
結果 -1.8%
予想 N/A 前回 1.1%(前月比)

第3次産業活動指数(2月)13:30
結果 -0.5%
予想 -0.5% 前回 0.8%(前月比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(3月)18:00
結果 1.0%
予想 1.0% 前回 1.0%(コア・前年比)
結果 0.7%
予想 0.7% 前回 0.7%(前年比)

【米国】
景気先行指数(3月)23:00
結果 -6.7%
予想 -7.2% 前回 -0.2%(0.1%から修正)(前月比)
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/17 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【米国】
*トランプ大統領
国家的な危機を米国市民はともに分かち合っている
医師、看護師、食品業者を称賛する
新型コロナウイルスでの死者が想定よりも少ないと見込んでいる
新型コロナウイルスの新規感染のピークを過ぎた
3つのフェーズに分けて経済は復活
国家的なシャットダウンは長期に持続的なものではない
再開後の米経済の拡大を期待
生活は最終的には通常に戻る
各州は再開にあたって連携
州は再開にあたって段階的かつ慎重なアプローチをとるべきである
米国はテストにあたって十分なキャパシティ
かなりの部門で再開を考慮することができる
29州ではすぐにでも再開に向かっている

*ペロシ下院議長 
ホワイトハウスの再開についてのドキュメント、あいまいとしており一貫性がない

*メスター・クリーブランド連銀総裁
指標は予想以上に不快で厳しい内容。
FRBは市場の貸出し機能を担保しようとしている。
職場復帰は慎重に行わなければならない。
直ぐに大きな集会が開けるとは思わない。
それぞれの地区が、それぞれのペースで再開するだろう。
一部地域の再開は第3四半期になるかもしれない。
モラルハザードを過度に心配すべきではない。

*ブラード・セントルイス連銀総裁
第2四半期は考慮の対象外。
議会が小規模事業者への融資支援策を打ち出すと期待。
現段階でデジタル通貨発行の計画はない。

*ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
V字回復は見込まず、時間がかかる。
今年通年のGDP見通しはマイナス5%。
3月にFRBがとった行動を完全に支持。

【英国】
*ベイリー英中銀総裁
第2四半期GDPが前期比35%減との予想は非現実的ではない。
銀行は企業融資に積極的になる必要。
ここ数ヵ月の市場は落ち着いている。
英中銀にある政府の貸越勘定はまだ、使用されていない。

【カナダ】
*ポロズ・カナダ中銀総裁
景気回復には持続的な金融刺激策が必要
カナダ中銀のツールはは基本的に限度なしに利用可能
2020年の経済成長率4-6%の低下は不合理ではない
経済の回復が筆記体のVの時になるように期待
2年ほどかけて失われたGDPを回復
経済が再始動するには第3四半期よりも前
楽観的なカナダ中銀のシナリオは引き続いて実現可能
GDPの10%程度の流動性が注入された
原油価格の下落が100BP(1%)の利下げを必要とした

*ウィルキンス・カナダ中銀上級副総裁
カナダの回復は夏から始まる
原油価格の低迷からの回復には時間がかかる
購入プログラムの対象となる社債の満期は1年から5年

【中国】
*中国国家統計局 
第1四半期GDPを受けて声明を公表
生産は発生前の通常レベルには回復していない
経済が安定化するかどうかを注視している
中国の景況感回復は経済の通常への回復を意味していない
アウトブレイクの負担にもかかわらず中国経済は回復
3月の回復のモメンタムは持続可能
4月初めに電力量は回復
貿易は3月から4月初めにかけて回復
第2四半期の経済は第1四半期よりもよくなる
仕事の再開については非常に良い進展
雇用の圧力は依然として大きい
外部状況はより混とんとしている。
豚の生産については回復が非常に早い
種まきなどはウイルスの影響を受けていない
中国は世界経済や貿易の鈍化の例外にはいない
ウイルスが中国経済のファンダメンタルズやモメンタムを変えることはない
企業に対してはターゲットを絞ったサービスを

中国武漢 
新型コロナウイルス死者数を従来の2579人から3869人に修正

【インド】
*シャクティカンタ・ダス・インド中銀総裁
固定リバースレポ金利を25bp引き下げ3.75%に
TLTRO第二弾として、5000億ルピーを銀行を通じて社債市場に投入、そのうち少なくとも半数以上を低い格付けの企業に
5000億ルピーをSidbi, Nabard, NHBといった農業部門に関する金融機関へ
流動性供給ファシリティー RBIへの預け入れを防き、貸し出しを奨励するために、
RBIはリバースレポ金利を4.00%から25BP引き下げて3.75%に。

【その他】
*ボルソナロ・ブラジル大統領
ルイス・マンデッタ保健相を解任。

-+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《本日予定されている主な経済指標》

【NZ】
消費者物価指数(第1四半期)7:45
予想 0.4% 前回 0.5%(前期比)

【英国】
ライトムーブ住宅価格(4月)8:01
予想 N/A 前回 1.0%(前月比)
予想 N/A 前回 3.5%(前年比)

【日本】
通関ベース貿易収支(3月)8:50
予想 4373億円 前回 11088億円(11098億円から修正)
予想 -321億円 前回 4983億円(季調済)

【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(3月)15:00
予想 -0.4% 前回 -0.4%(前月比)
予想 -0.4% 前回 -0.1%(前年比)

ユーロ圏経常収支(2月)17:00
予想 N/A 前回 347億ユーロ(季調済)

ユーロ圏貿易収支(2月)17:00
予想 N/A 前回 173億ユーロ(季調済)
予想 N/A 前回 13億ユーロ(季調前)

【香港】
失業率(3月)17:30
予想 4.0% 前回 3.7%

-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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