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レンジ取引、ユーロは振幅がややしっかり

見通し 

レンジ取引、ユーロは振幅がややしっかり

イタリアのジャンク級格下げ回避見通しが支えに

日銀の追加緩和に期待感

【東京市場】狭いレンジの取引に終始

 
 朝から目立った動きが見られずもみ合い。

 NY原油先物市場はしっかりも18ドルを付けきれず
ドル買いは限定的も、下値はしっかり。

 ユーロドルも1.0760台を中心に、朝からのレンジが20ポイント無い狭いレンジでの値動きに。昨日のユーロ圏PMIが弱めに出たことで売り意欲も、突っ込んだ売りには慎重。

 昨日の海外市場で一時0.64台を付けるなど買いが目立った豪ドルは、調整売りもあって頭の重い展開となり、一時0.6350割れまで。

【ロンドン市場】ユーロの振幅目立つ

 原油先物がロンドン朝方に下落しリスク警戒の動きに。
ユーロドル、ユーロ円の売りが入る格好でユーロドルは1.07台前半に。
その後、NY原油の買い戻しが入ると1.07台後半に。

 その後ムーディーズがイタリアのジャンク級への格下げ見送りを示唆し
1.08台まで上昇。

 ドル円は107円台後半での推移。狭いレンジでの取引が続いた。

【NY市場】膠着続く

 ドル円は膠着の中若干頭が重く107円台半ば割れで取引を終えた。
日銀金融政策決定会合での追加緩和見通しなどがドル円の支えに。

 米耐久財受注はかなり弱めも反応は鈍い。

 ドルは全般に軟調で、ユーロドルは1.0820台に。

【本日の見通し】レンジ取引継続も、上下に可能性

 ドル円は107円台でのレンジ取引が基本となりそう。
注目は日銀金融政策決定会合。
3月16日にETFの購入倍増などの追加緩和を実施した日銀。
その後政府が一律10万円の給付を決めるなどの措置もあり、
より積極的な緩和を示す形で歩調を合わせる。
現状年80兆円となっている国債の買い入れを無制限とすることや
社債・CPの購入倍増などが見込まれている。

 予想を下回る緩和にとどまると、逆に円高の可能性も。
予想通りの緩和を示すことで安心感が出るとドル円はしっかり感も。
予想済みということで短期の反応は限定的も、その後ドル円の買いにつながると期待される。

【本日の戦略】流れに乗る

 レンジの中で無理をせず。
デイトレはレンジを見極めての回転。
スウィングは日銀の結果を待っての対応
予想通りの結果が出るとドル買い円売りも。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/24 金曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.60  1.0777  115.96
高値  107.76  1.0829  116.44
安値  107.37  1.0727  115.55
終値  107.51  1.0823  116.40
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/24 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  19262.00 -167.44
DOW   23775.27 +260.01
S&P    2836.74 +38.94
Nasdaq  8634.52 +139.77
FTSE   5752.23 -74.38
DAX   10336.09 -177.70
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/24 金曜日の商品市場》
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=16.94(+0.44 +2.67%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1735.60(-9.80 -0.56%)
-+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《4/24 金曜日に発表された主な経済指標》
【日本】
消費者物価指数(3月)08:30
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.4%(前年比)
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.6%(生鮮食料品除くコア・前年比)

全産業活動指数(2月)13:30
結果 -0.6%
予想 -0.5% 前回 0.8%(前月比)

【シンガポール】
鉱工業生産指数(3月)14:00
結果 21.7%
予想 2.8% 前回 -22.3%(前月比)
結果 16.5%
予想 -4.9% 前回 -1.1%(前年比)

【英国】
小売売上高(3月)15:00
結果 -5.1%
予想 -5.0% 前回 -0.3%(前月比)
結果 -5.8%
予想 -5.0% 前回 0.0%(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツIFO景況感指数(4月)17:00
結果 74.3
予想 79.7 前回 85.9(86.1から修正)
 
【米国】
耐久財受注(速報値)(3月)21:30
結果 -14.4%
予想 -12.0% 前回 1.1%(1.2%から修正)(前月比)
結果 -0.2%
予想 -6.5% 前回 -0.7%(-0.6%から修正)(コア・前月比)

ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(4月)23:00
結果 71.8
予想 68.0 前回 71.0
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/24 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ大統領
社会的距離についてのガイドラインはおそらく夏まで延期される。
同ガイドラインは我々が安全と感じるまで継続。
40%の郡部で新規感染が減退している
市民は警戒を続ける必要がある、ガードを下げてはいけない
ワクチン、治療両面から進展に興奮している。
数週間以内にいくつかの製品について治験を開始
ハーバード大学などが連邦からの支援金を返還することを決めたことに感謝。
ハーバード大学の決定は果断であった。

*ペンス副大統領
水曜日に10万回を超える検査を実施した。
これまでに493万回の検査が実施されている。
熱がウイルスに与える影響については自信を深めている。
NYを含む主要な都市部地域でピークを超えている。
感染が依然進行していることをデータは示している。
各州には経済の再開を段階的に行うように要請。

*ムニューシン財務長官
石油業界への融資ファシリティーの提供」を検討している
多くの選択肢を検討中で、まだ何も決定していない

【英国】
*英紙テレグラフ
ジョンソン英首相が、早ければ週明け27日にも職務に復帰する見通し。

【その他】
*ドゥテルテ・フィリピン大統領
首都圏のロックダウンを5月15日まで延長する

*ロシア中銀
政策金利を5.50%に引き下げ、予想と一致
今後の数回の政策会合で1回の利下げの可能性

【ユーロ圏】
*独Ifoエコノミスト
最も早くて年央から経済回復の兆候がみられそうだ
V字型の景気回復は望めない
独企業のセンチメントは壊滅的だ
独経済は東西統一以降で最も厳しい状況だ

*ムーディーズ
イタリアの低迷は一時的なものであり、資金調達コストが低く抑えられている
同国の信用格付けにおおむね影響はないだろう
イタリアの格付けをジャンク級(投機的水準)に引き下げることは見送る可能性示唆
5月8日に格付け見直しの発表が予定されている

*S&P
イタリアの格付けを「BBB」で維持。
見通しは「ネガティブ」。
-+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
日銀政策金利 時刻未定
予想 -0.10% 現行 -0.10%

【香港】
貿易収支(3月)17:30
予想 -382億香港ドル 前回 -386億香港ドル

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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