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ドル円はレンジ取引、欧州通貨しっかり

見通し 

ドル円はレンジ取引、欧州通貨しっかり

ポンドは対ドル、対円、対ユーロで買われる。
ワクチン接種の進展などが支えに

【東京市場】ドル円午前中に急上昇もその後もみ合い

 ドル円は昨日の海外市場で米債利回りの低下を受けてドル売りが入ったこともあり、朝方に108円61銭までと、
今月の安値を更新する動きを見せた。その後仲値前後で一気にドル買いが入る格好となり108円90銭台まで。
その後は昼過ぎまで高値圏もみ合いが続いたが、午後に入って若干調整の動きとなり、108円70銭台を付ける動きを見せている。

 ドル円同様に朝方いったんドル売りが入り1.1975前後を付けた後、
ドル買いの動きに1.1950台まで下げたユーロドル。戻りが鈍いこともあり、
昼頃に1.1950前後までさらに下値をトライも、1.19台半ばからの売りに慎重姿勢が見られ、
午後は一転して調整の動き。1.1960台を回復している。

【ロンドン市場】対ユーロ中心にドル売り優勢

 ユーロドルでのユーロ売りドル買いが目立ち、東京市場で1.1950前後を付けたところから1.1995前後へ。
ドル円がロンドン朝方の108円97銭から108円70銭台に調整されるなど、
ドル全般にややしっかり。
クロス円は買いが優勢で、ユーロ円はドル円の朝方の上昇もあって一時130円台半ば超えまで。
ポンド円もその後150円台を付ける動きにを見せた。

【NY市場】ポンド高

 ドル円は108円台後半推移が続いた。

 ユーロドルは1.20手前の売りもあって、上値を抑えられる格好。
ユーロポンドでのユーロ売りポンド買いの動きも見られた。
ポンドドルはロンドン午前の1.37台前半から1.38台へ。
ポンド円が150円台でしっかりとした動きを見せるなどの動きも。
ワクチン接種の進展などがポンドの支えとなっている。

【本日の見通し】方向性探る

 クロス円がしっかりでドル円は下値が限定的も
109円台が近くて遠いという流れが続いている。
欧州通貨高ドル安の流れも見られ、しっかりとしたドル買いが入りにくい面も。

 米債利回りは一時の下げが一服。ただ先週末はしっかりとは言え1.59%台までと
一時に比べて勢いが見られず、突っ込んだドル買いにはなりにくい。

 ドル円は108円台後半での推移を中心に次の方向性を探る展開か。

 ユーロドルで1.20を超えるような動きが見られると、ドル全面安方向へのリスクが強まることも。

【本日の戦略】押し目買い

 ユーロドルやポンドドルでのドル売りが気にかかるところであるが
流れ的に上方向か。クロス円の上昇などが支えになり、109円台トライのタイミングをうかがう印象。
ただ109円に近いところでの買いは厳しそう。
押し目を丁寧に拾いたい。
デイトレは売り買い限定せずレンジを見極めての流れ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《4/16 金曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.76  1.1967  130.16
高値  108.97  1.1995  130.54
安値  108.61  1.1950  129.98
終値  108.80  1.1983  130.36
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/16 金曜日の主要株式指数》
  前日終値 前日比
日経  29683.37 +40.68
DOW   34200.67 +164.68
S&P    4185.47 +15.05
Nasdaq  14052.34 +13.58
FTSE   7019.53 +36.03
DAX   15459.75 +204.42
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/16 金曜日の商品市場》
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=63.13(-0.33 -0.52%)
NY金先物6月限(COMEX)(終値)
1オンス=1780.20(+13.40 +0.76%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《4/16 金曜日に発表された主な経済指標》

【中国】
実質GDP(2021年第1四半期)11:00
結果 18.3%
予想 18.5% 前回 6.5%(前年比)
結果 0.6%
予想 1.4% 前回 2.6%(前期比)

鉱工業生産指数(3月)11:00
結果 14.1%
予想 18.0% 前回 (前年比)
結果 24.5%
予想 26.5% 前回 35.1%(年初来・前年比)

小売売上高(3月)11:00
結果 34.2%
予想 28.0% 前回 (前年比)
結果 33.9%
予想 31.7% 前回 33.8%(年初来・前年比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数(確報)(3月)18:00
結果 1.3%
予想 1.3% 前回 0.9%(前年比)
結果 0.9%
予想 0.9% 前回 0.9%(コア・前年比)

ユーロ圏貿易収支(2月)18:00
結果 177.0億ユーロ
予想  前回 63.0億ユーロ(季調前)
結果 184.0億ユーロ
予想 220.0億ユーロ 前回 287.0億ユーロ(242.0億ユーロから修正)(季調済)

【カナダ】
卸売売上高(2月)21:30
結果 -0.7%
予想 -0.4% 前回 4.0%(前月比)

【米国】
住宅着工件数(3月)21:30
結果 173.9万件
予想 161.3万件 前回 145.7万件(142.1万件から修正)(住宅着工件数)
結果 19.4%
予想 13.5% 前回 -11.3%(-10.3%から修正)(住宅着工件数(前月比))
結果 176.6万件
予想 175.0万件 前回 172.0万件(168.2万件から修正)(住宅建築許可件数)
結果 2.7%
予想 1.7% 前回 -8.8%(-10.8%から修正)(住宅建築許可件数(前月比))

ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(4月)23:00
結果 86.5
予想 89.0 前回 84.9
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/16 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*米財務省
中国を監視対象国に維持、透明性向上を求める。
スイスとベトナムを為替操作国から除外。

*ウォラーFRB理事
今年のGDPは6.5%を見込む。
失業率は5%台。
ウイルスを管理できれば、強い成長の基盤はある。
われわれはまだ、パンデミックの損失を補っている状態。
FRBは支援のプラグを引く抜く理由はない。
一時的な要因がインフレを押し上げている。
一時的なインフレ上昇は持続しない。

*カプラン・ダラス連銀総裁
今年は6.5%前後の成長を見込む。
ワクチン展開は変異種拡大を凌駕する。
気候変動は経済に大きな影響。
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【英国】
ライトムーブ住宅価格(4月)8:01
予想 N/A 前回 0.8%(前月比)
予想 N/A 前回 2.7%(前年比)

【日本】
通関ベース貿易収支(3月)8:50
予想 5036.0億円 前回 2159.0億円
予想 2129.0億円 前回 -387.0億円(季調済)

設備稼働率(2月)13:30
予想 N/A 前回 4.7%(前月比)

鉱工業生産・確報値(2月)13:30
予想 N/A 前回 -2.1%(前月比)
予想 N/A 前回 -2.6%(前年比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏経常収支(2月)17:00
予想 N/A  前回 305.0億ユーロ(季調済)

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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