ポンド、英財政問題を背景に対ユーロでさらなる下落の可能性=NY為替
きょうも為替市場はドルが軟調に推移する中、ポンドドルは3日続伸し、一時1.3575ドル付近まで上昇。本日の21日線がその付近に来ており、顔合わせした格好となっている。
本日のポンドは対ユーロでも上昇しているが、ポンドに関しては英財政問題を背景に対ユーロでの最近の下落は今後も続く見通しだとの指摘がアナリストから出ている。理由として英国の厳しい財政状況を挙げている。
前日発表されたデータでは、6月の英政府借入額が予想を上回る207億ポンドに達し、月次の記録が始まった1993年以降、6月としては2番目に高い数字となった。「この数字は英財政の持続可能性へのリスクに再び注目を集めるものだ」という。このような状況から、今後のポンドのリスクは下向きに傾いていると指摘している。
GBP/USD 1.3570 GBP/JPY 198.90 EUR/GBP 0.8666
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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