カナダドルの反応限定的、カナダ中銀は追加利下げの可能性は残す=NY為替
先ほど日本時間22時45分に公表されたカナダ中銀の金融政策委員会の発表を受けて、カナダドルは若干売りを見せているものの反応は限定的となっている。大方の予想通りに政策は据え置かれたが、声明では追加の利下げの可能性を残している。
移民政策の変更に伴う人口の伸び鈍化と投資低迷が年後半のカナダ経済の成長を圧迫すると見込んでいるほか、年後半と26年の消費の伸びも緩やかなペースの維持を予想している。
ただ、市場では大方予想通りの内容でもあることから、小幅な反応に留まっているようだ。
*カナダ中銀声明
・追加の利下げの可能性は残す。
・現在の関税措置下で第2四半期のGDPをマイナス1.5%、第3四半期をプラス1.0%と予測。
・第3四半期のインフレを1.8%、コアインフレを3.1%と予想
・人口の伸び鈍化と投資低迷が年後半のカナダ成長を圧迫。
・輸出は新たな貿易環境下で年後半に安定化を見込む。
・年後半と26年の消費の伸びは緩やかなペース維持と予測。
・住宅投資と政府支出の増加を見込む。=NY為替
USD/CAD 1.3805 CAD/JPY 108.00
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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