ドル円、147円台前半での値動き ドル高の流れも上値は重い=NY為替序盤
きょうのNY為替市場、ドル円は147円台前半での値動きとなっている。ロンドン時間の早朝に146円台に下落していたものの、NY時間にかけて147円台に戻す展開。本日はドル高の流れが出ているものの、ドル円は上値が重く、積極的に買戻しを試す展開までは見られていない。
FRBの早期利下げ期待が台頭しており、本日は買い戻されているものの、ドル安の見方は根強い。短期金融市場では9月の米利下げ確率が90%付近に上昇しているほか、年内2回の利下げも完全に織り込み、3回の利下げを40%程度の確率まで織り込む動きに変化はない。
ただ一部からは、例え日銀が追加利上げに動き、FRBが利下げに向かったとしても、日米金利差は依然として大きいく、ドル円を押し下げるのは難しいとの指摘も出ている。投機筋の円ロングは縮小してこそしているものの、依然として高水準で積み上がっており、円が上昇し、ドル円が下落したところでは、それらのポジションの巻き戻しがまだ出易いという。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
7日(木)
147.65(14.3億ドル)
148.50(12.4億ドル)
8日(金)
146.00(6.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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