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FX/為替「ドル/円24年ぶり高値更新 FOMC後の大幅変動には最大限の注意を」 外為トゥデイ 2022年6月15日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年6月15日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼14日(火)の為替相場
(1):日銀 追加の国債買い入れオペ
(2):英5月雇用統計 まちまちな結果
(3):ZEW 経済は多くのリスク要因があるとの見解
(4):米5月PPI 積極利上げへの期待感が高まる
(5):ドル/円 1998年10月以来の高値

▼14日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:FOMC後の大幅変動に注意/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

14日(火)の為替相場

期間:14日(火)午前6時10分~15日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀 追加の国債買い入れオペ

日銀は追加の国債買い入れオペを通知。5-10年の中長期債を増額し、10年超の超長期債を追加で買い入れると発表した。「今後も市場の動向等踏まえつつ 必要に応じオファー日程の追加やオファー金額を増額する」として、金利上昇抑制への強い姿勢を見せたことで円売りが優勢となった。

(2):英5月雇用統計 まちまちな結果

英5月雇用統計は、失業率が4.0%に低下し、失業保険申請件数は1.97万件減と減少幅が縮小した(前回4.1%、6.55万件減)。2-4月の国際労働機関(ILO)基準失業率は3.8%と予想(3.6%)を上回った。2-4月の週平均賃金は前年比+6.8%と予想(+7.4%)を下回る結果となった。なおこの日、英国のスコットランド自治政府のスタージョン首相は、独立の是非を問う住民投票の再実施に向け、運動を本格化させた。自治政府は独立した場合の恩恵を分析した報告書を公表した。

(3):ZEW 経済は多くのリスク要因があるとの見解

独6月ZEW景況感調査期待指数は-28.0と前月の-34.3から上昇したものの、予想(-26.8)ほどには改善しなかった。この結果を受け、ZEW(欧州経済センター)は「ロシアへの制裁の影響や中国の新型コロナウイルス再拡大による先行き不透明感、金融政策の道筋の段階的な変更など、経済は依然として多くのリスク要因にさらされている」との見解を示した。

(4):米5月PPI 積極利上げへの期待感が高まる

米5月生産者物価指数(PPI)は前年比+10.8%と予想(+10.9%)をわずかに下回った。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIも前年比+8.3%と予想(+8.6%)を下回る結果となった。先週末に発表された米消費者物価指数(CPI)とともに米経済の根強いインフレ圧力が浮き彫りとなり、積極利上げへの期待感がさらに高まった。

(5):ドル/円 1998年10月以来の高値

インフレ圧力の高まりで米連邦公開市場委員会(FOMC)が大幅な利上げを余儀なくされるとの観測が強まる中、米長期金利が上昇。10年債利回りは約11年ぶりに一時3.49%前後まで上昇した。これを受けてドル/円は135.40円台へ続伸して1998年10月以来の高値を付けた。

14日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:FOMC後の大幅変動に注意

昨日のドル/円は24年ぶりの高値を更新して135.46円前後まで上値を伸ばした。この日から始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)で、50bp(0.50%ポイント)ではなく75bp(0.75%ポイント)の利上げを決めるとの観測を背景にドル買い・円売りが活発化。今朝方には135.58円前後まで上伸する場面もあった。

本日のFOMCでは、利上げ幅とともに政策金利見通しで示される利上げの最高到達点にも注目が集まりそうだ。3月時点では2023年に2.75%(中央値)まで引き上げられるとの見通しが示されていた。利上げ幅が75bpとなり、かつ最高到達点の見通しが3.00%を大きく上回るようなら136円台を一気に通過して137円台に乗せる可能性もありそうだ。

一方、利上げ幅がパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の予告通りに50bpにとどまり、最高到達点の見通しも2.75%で据え置かれた場合は133円台への反落もあり得るだろう。いずれにしても、FOMC後の大幅変動には最大限の注意が必要となりそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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