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FX/為替「ドル/円、改めて金融政策の方向性の違いを意識」 外為トゥデイ 2022年8月29日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月29日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼26日(金)の為替相場
(1):米個人消費支出(前月比) 予想下回る
(2):9月ECB理事会 75bp利上げの可能性浮上
(3):パウエルFRB議長講演

▼26日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:ターゲットは138.88円前後/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

26日(金)の為替相場

期間:26日(金)午前6時10分~27日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米個人消費支出(前月比) 予想下回る

米7月個人消費支出(PCE)は前月比+0.1%と予想(+0.5%)を下回った。同PCE物価指数(デフレーター)も前月比-0.1%、前年比+6.3%と予想(±0.0%、+6.4%)を下回る結果となった。食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは前年比+4.6%に伸びが鈍化した(予想+4.7%、前回+4.8%)。その後、75bp(0.75%ポイント)の利上げを支持していたボスティック米アトランタ連銀総裁が「9月会合での利上げは50bpに若干傾いている」と発言したこともあってドル売りが優勢となった。

(2):9月ECB理事会 75bp利上げの可能性浮上

一部通信社が欧州中央銀行(ECB)関係者の話として「インフレ見通しの悪化によって複数のECB当局者は来月8日の定例理事会で、通常の3倍に当たる75bpの利上げについて議論したい意向を示している」と報じた。これをきっかけに、欧州金利の急騰とともにユーロ買いが強まった。

(3):パウエルFRB議長講演

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム、ジャクソンホール会議の講演で「9月会合での利上げ幅は完全にデータ次第」としながらも「物価の安定を回復するには、しばらくの間、景気抑制的な政策スタンスを維持する必要がある」と述べ、景気より物価を重視する姿勢を改めて示した。講演がわずか8分間で終了したこともあってドルは「出尽くし売り」に押される場面もあったが、FRBが金融引き締めを長期化させるとの観測から、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。一方、FRBが早期に利下げに転じるとの観測が後退する中、NYダウ平均の下げが1000ドルを超えるなど、米国株は軒並み軟化した。

26日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:ターゲットは138.88円前後

26日のドル/円は終値ベースで約0.7%上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がジャクソンホール会議で「物価の安定を回復するには、しばらくの間、制限的な政策スタンスを維持する必要がある」などとして金融引き締めの長期化を示唆すると137.54円前後までドルが上昇した。今朝も137.90円台へと続伸しており、ドル買い・円売りの流れが続いている。

なお、ジャクソンホール会議には黒田日銀総裁も出席し、27日に「賃金と物価が安定的かつ持続可能な形で上昇するまで、持続的な金融緩和を行う以外に選択肢はない」などと発言したことが伝わっている。

日米の金融政策の方向性の違いが改めて意識されているようで、本日のドル/円は138円台回復に向けた上伸が見込まれる。7月21日に付けた138.88円前後が、ひとまずのターゲットになりそうだ。

注目の経済指標

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kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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