NZ中銀議事要旨 0.25%利下げと0.50%利下げで投票 4対2で0.25%利下げを決定
NZ中銀議事要旨 0.25%利下げと0.50%利下げで投票 4対2で0.25%利下げを決定
NZ中銀は据え置きと0.25%利下げ、0.50%利下げを検討
0.25%利下げと0.50%利下げで投票を行い、4対2で0.25%利下げを決定
経済回復のスピードに関する今後のデータは、OCRの今後の動向に影響を与える。中期的なインフレ圧力が予想通り緩和し続ける場合、OCRをさらに引き下げる余地。
消費者物価指数(CPI)の年間インフレ率は、金融政策委員会(MCC)の目標レンジである1~3%の範囲内に留まっている。
総合インフレ率は、2026年半ばまでに目標の中間値である2%程度に回復すると予想。
インフレ率2025年7-9月期には3.0%に達すると予想。
関税は世界的な貿易パターンに変化、これまでのところ世界貿易量全体への影響は限定的。ニュージーランドから米国への輸出に対する実効関税率は、5月の声明発表時点での予想よりも高くなっている。中期的な影響は、貿易制限の強化と経済政策の不確実性に対する世界需要の反応次第。
ニュージーランド経済が2025年第2四半期に縮小し、5月の声明発表時の予想よりも弱いことを示唆、第3四半期には成長が回復すると見込まれる。
金融システムは安定を維持している
経済見通しには上振れリスクと下振れリスクがある
委員会は、金融政策が長期的な成長期待に影響を与える力には限界があると指摘
委員会は、OCRを3.25%で据え置く、OCRを25ベーシスポイント引き下げて3%にするか、50ベーシスポイント引き下げて2.75%にするかという3つの政策オプションを議論した。
OCRを3.25%に据え置く論拠は、成長へのプラスの影響に焦点を当てたもの。
OCRを50ベーシスポイント引き下げ2.75%とする論拠は、インフレ圧力の低下と大幅な余剰生産能力を強調
OCRを25ベーシスポイント引き下げ、3%とする根拠は、中央予測をめぐる上振れリスクと下振れリスクが概ね均衡していることに基づいている。
委員会はOCRを25ベーシスポイント引き下げるか、50ベーシスポイント引き下げるかの選択肢について投票。4票対2票の多数決で、委員会はOCRを25ベーシスポイント引き下げ、3%とすることに合意。

執筆者 : MINKABU PRESS
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