円買い優勢、ドル円は一時147円ちょうど付近まで下落=東京為替概況
円買い優勢、ドル円は一時147円ちょうど付近まで下落=東京為替概況
東京終盤は円買いが優勢。ドル円は、午前に147円台前半で小動きとなったあと、昼過ぎに発表された日本2年債入札の低調な結果から利回りが小幅に上昇したことで円が買われ、一時147.08付近まで下落した。その後、中川日銀審議委員が金融経済懇談会で「日銀の経済・物価の見通しが実現すれば政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」「利上げの環境という意味では4月よりは不確実性は下がった」と発言すると日銀の利上げ観測から円買いが強まり、147円ちょうど付近まで下値を広げた。
147円の大台を維持したこともあり、ロンドン勢が本格参加してくるとドルが買い戻され147円20銭台を付けている。
クロス円も円高傾向。ユーロ円は午後に171.12付近まで、ポンド円は198円半ばまで下落し、ともに午後に入ってこの日の安値を更新した。その後ドル円の買い戻しもあり安値から反発。
ユーロドルは上げ一巡。昼にかけていったん1.1655付近まで強含んだが、午後はドル買いが入って午前の上げを帳消しにして、1.1630台まで押し戻された。ポンドドルは昼過ぎに一時1.3518付近まで上昇したものの、午後は上値が重く、1.3500付近まで伸び悩んだ。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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