氷見野日銀副総裁で円売り「リスクや不確実性なくなることない」ドル円147.50円台
氷見野日銀副総裁で円売り「リスクや不確実性なくなることない」ドル円147.50円台
氷見野日銀副総裁の講演は利上げにやや慎重な内容だった。氷見野副総裁は「私たちの前からリスクや不確実性がなくなることはありません」としている。
メインシナリオ実現していけば引き続き利上げしていく、基調的インフレ率は2%へ徐々に上昇しつつあるとしつつも、米通商政策起点に日本経済下押しなら物価・賃金下押し、通商政策の影響は当面大きくなる可能性に注意が必要。関税政策の影響はこれから及んでくるのが基本的見方と述べていることから、日銀が利上げを急がないとの見方が強まった。
副総裁発言を受け円売り、ドル円は147.58円付近まで上昇している。「リスク不確実性なくなることはない」との文言がやや印象的。

執筆者 : MINKABU PRESS
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