ユーロ、フランスの政治的混乱にもかかわらず底堅さは維持=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル売りが優勢となる中、ユーロドルは買いが優勢となり、1.16ドル台後半まで一時上昇。フランスの政治的混乱にもかかわらず、ユーロドルは底堅い動きを見せており、21日線付近での推移を続けている。一方、ユーロ円はドル円の下げにつられて売りが強まり、172円台半ばに下落している。チャート的には2日連続で上髭を付けており、やや気掛かりな動きも見られている状況。
ただ、ユーロ圏のインフレがECBの目標である2%近辺を維持しており、ECBの追加緩和の余地が限られ、スタグフレーション懸念も相対的に小さいことがユーロに優位性を与えているようだ。
EUR/USD 1.1659 EUR/JPY 172.64 EUR/GBP 0.8676
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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