実質賃金4カ月連続マイナスでやや円売り、コメ高騰など物価高に賃上げ追いつかず
実質賃金4カ月連続マイナスでやや円売り、コメ高騰など物価高に賃上げ追いつかず
4月の実質賃金は1.8%減と4カ月でマイナスとなった、予想以上のマイナス。基本給は2.2%増と4カ月ぶり高水準となったものの、コメ価格の高騰や光熱費上昇などの物価高に賃上げが追いつかない状況が続いている。
植田日銀総裁は「実質賃金の持続的な増加は経済にとって非常に重要だ」と述べていたこともあり、4カ月連続マイナス受け日銀利上げ期待がやや後退。統計受け円は一時下落したがリスク回避の円買いのほうが強いため、クロス円は再び下落するだろう。
実質賃金(4月)8:30
結果 -1.8%
予想 -1.6% 前回 -1.8%(-2.1%から修正)(前年比)

執筆者 : MINKABU PRESS
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