米EU貿易合意、ECBの利下げ長期見送りの可能性=NY為替
NY時間の中盤に入ってユーロドルはさらに下げ幅を広げる動きが見られており、1.16ドルちょうど付近まで下落している。今月中旬に付けた直近安値が1.1560ドル付近にあり、目先の下値メドとして意識される。
米国とEUの貿易合意により、ECBは追加利下げを見送るリスクが高まっているとの指摘が出ている。ECBは12月まで待つか、2025年を通じて金利を据え置く可能性があるという。
今回の貿易合意によりユーロ圏の成長とインフレの予想が若干上方修正される可能性があると述べている。今回の合意以前はECBが12月に最後の利下げを実施すると予想していたが、「リスクバランスは最後の利下げが全く実施されない方向に傾いている可能性が高い」とも述べた。
EUR/USD 1.1602 EUR/JPY 172.25 EUR/GBP 0.8670
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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