米10年債利回りは横ばい 米CPIで上下動=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:27)(日本時間05:27)
米2年債 3.731(-0.038)
米10年債 4.285(0.000)
米30年債 4.874(+0.021)
期待インフレ率 2.386(-0.014)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは横ばい。この日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)を受けて利回りは急速に低下したものの、直ぐに戻す展開。
コア指数は関税の影響を示唆する内容ではあったものの、FRBの利下げ期待は変わらず、短期金融市場では9月の利下げ確率を90%超で見ている状況。
ただ、米CPIの詳細を見ると、サービス価格の伸びが加速しており、特に住居費・エネルギーを除くサービス価格、いわゆるスーパーコアが前月比で1月以来の大幅な伸びとなっていた。関税の影響も示唆され、FRBの早期利下げ期待を手放しで正当化する内容ではなく、市場の見方も割れていた。
2-10年債の利回り格差は+55(前営業日:+51)に拡大。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。