続伸、米ロ首脳会談の成果に不信感=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=63.52(+0.81 +1.29%)
数週間以内にプーチン・ゼレンスキー会談が開催されてウクライナ戦争が終結し、和平が成立することが期待されているものの、ウクライナの安全の保証を巡り、ロシアのラブロフ外相は「ロシアの意見が反映されるべきだ」と主張しており、首脳会談を実施する以前に、和平への合意条件が成立していないことが露呈した。トランプ米大統領が、英独仏はウクライナに自国の地上部隊を展開したいと考えており、これはロシアにとって問題になるとは思わないとの認識を示したものの、認識のズレは明らか。米ロ首脳会談の内容は公表されておらず、ウクライナ領土の割譲、ナチズムの排除など、成果は不明。
時間外取引で10月限は堅調に推移した後に上げ幅を縮小。通常取引序盤にかけてはマイナス転換し、一時62.52ドルまで弱含み。ただ、その後は買いが盛り返し、時間外取引の高値を上回る63.67ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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