【これからの見通し】材料難の一日、目立った経済統計発表予定なく
【これからの見通し】材料難の一日、目立った経済統計発表予定なく
本日は材料難の一日となりそうだ。この後の海外市場で発表される経済指標は、米MBA住宅ローン申請指数(08/16 - 08/22)、メキシコ貿易収支(7月)が予定される程度。
債券関連では、NY市場後半には米2年変動利付債(FRN)入札(280億ドル)と米5年債入札(700億ドル)が実施される。また、商品相場にとっては毎週水曜日恒例の米週間石油在庫統計が発表される予定。
また、米株式市場では、AI半導体大手のエヌビディア決算が、取引終了後に発表される。あすの株式市場に向けた注目イベントになっている。
この後の海外市場では、昨日の材料を消化する時間となりそうだ。トランプ米大統領がクック米FRB理事を解任するとしたあと、クック理事から法的に根拠がないと拒否された顛末があった。また、欧州ではフランスの政局不安が表面化している。9月8日に実施予定の仏内閣信任投票までは不安定な地合いが続きそうだ。
為替相場は月末を控えていることもあって、方向性に見出しにくい状況にある。ドル円は147円台を中心として神経質に売買が交錯している。ユーロドルは1.16台での取引が中心となっているが、仏政局不安を抱えるなかで1.17台では上値を抑えれらている印象。ユーロ円は171円台から172円台での取引に限られている。動き出し待ち姿勢の展開が想定されそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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