クックFRB理事の解任、長期的にはドルの重荷に=NY為替
先ほどからドルの戻り売りが加速しており、ドル円は147.50円付近に伸び悩んでいる。本日は一時148円台を回復する場面も見られた。
アナリストはトランプ大統領によるクックFRB理事の解任は、中央銀行のさらなる政治化を示すもので、ドルにネガティブなインパクトを与えると述べている。ただし、現時点でのドルの反応は限定的だとも指摘。理由として、クック理事が解任に異議を唱えていることや、彼女の不在が直近のFOMCに大きな影響を与えるわけではない点を挙げた。
影響は長期的なもので、当面は米経済指標への注目が優先されるとした上で、FRBの政治化による本当の影響は2026年5月のパウエル議長の任期終了後に現れる可能性が高いと述べた。
USD/JPY 147.47 EUR/USD 1.1627 GBP/USD 1.3488
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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