ポンド、英中銀の利下げ観測後退で短期的に上昇余地=NY為替
きょうのポンドドルはNY時間に入って買い戻しが優勢となっており、ロンドン時間までの下げを完全に取り戻している。一時1.34ドル台前半まで下落する場面が見られたものの、1.35ドル付近まで戻す展開。21日線と100日線の上をしっかりと維持しており、底堅い流れは継続している。
一方、ポンド円は199円ちょうど付近で上下動。円自体は方向感のない動きとなっている中、ドル円とポンドドルの動きに挟まれている格好。こちらも21日線で下値をサポートされており、200円台回復の流れは堅持している。
アナリストは、英中銀が利下げに慎重姿勢を取るとの見方から、ポンドの短期見通しはポジティブだと指摘した。英中銀の利下げ期待の後退が引き続き、ポンドの短期的なモメンタムを支えるとしている。ポンドドルが1.35ドルを上抜けるのは時間の問題で、もしではないと考えているとも付け加えた。
GBP/USD 1.3500 GBP/JPY 198.86 EUR/GBP 0.8625
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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