中国当局が株式投機抑制の可能性 8月新規口座開設数が前年同月比166%急増
中国当局が株式投機抑制の可能性 8月新規口座開設数が前年同月比166%急増
中国金融規制当局は8月から1兆2000億ドル規模に達している株価急騰に対する懸念を強めており、市場冷却するための措置を検討している。関係者の話としてブルームバーグが報じた。急激な値動きが個人投資家に多大な損失をもたらす可能性を懸念、投機的な取引を抑制するための選択肢を検討している。
証券会社は新規株式口座開設に対する24時間対応サービスを宣伝することを控えるよう命じられているもよう。株価急上昇を受け投資家からの問い合わせが殺到、8月の新規口座開設数は前年同月比166%急増しているという。
中国市場ではAI関連を中心にハイテク株が連日上昇。上海総合指数は10年ぶり高値をつけ、CSI300指数は今年安値から20%以上も上昇しており、市場ではバブルが警戒されている。中国本土の取引総額は8月27日に3兆1000億元を超え、過去2番目の高水準を記録。中国版エヌビディアと呼ばれているカンブリコンは上場来高値を更新、株価が同社ファンダメンタルズから乖離するリスクを警告、投資家は大きなリスクに直面する可能性を警告した。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。