ドル円、ロンドン時間の下げ取り戻す 年次基準改定の反応が後押し=NY為替
その後、ドル円は買い戻しが膨らんでおり、147.30円付近まで下げ渋っている。ロンドン時間に日銀関連のニュースが流れ円高の反応が強まった。石破首相の辞任表明を受けて日本の政治情勢が流動的になる中でも、日銀は年内利上げの可能性を排除しない姿勢だと伝わっていた。
ドル円は146.30円近辺まで一時下落したものの、NY時間に入ってドル買いが優勢となっており、ロンドン時間の下げを取り戻している。
米労働統計局(BLS)が今年3月までの1年間の米雇用統計の非農業部門雇用者数(NFP)の年次基準改定(速報値)を公表し、年間で91.1万人下方修正した。先週の米雇用統計とともにFRBの利下げ期待を後押ししそうな内容ではあるが、ドル円は上下動したものの、結局反応は限定的となっている。この反応もドル円の買い戻しに繋がっているようだ。
USD/JPY 147.29 EUR/JPY 172.59
GBP/JPY 199.22 AUD/JPY 97.01
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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