ウォラー理事のハト派発言受けややドル売り、次期FRB議長の座を狙う ドル円148.30円台

ウォラー理事のハト派発言受けややドル売り、次期FRB議長の座を狙う　ドル円148.30円台

このところ7月利下げを支持してきたウォラーFRB理事だが、きょうの発言は今まで最も強い主張となる。

ウォラー理事は7月会合で25bp引き下げるべきだと主張。関税によるインフレ上昇は一時的。インフレ期待は安定、経済成長は鈍化している。労働市場が悪化するまで金利引き下げを待つべきではない。インフレ抑制なら今年後半に追加利下げを支持する可能性があると語った。

ウォラー理事のハト派発言を受けややドル売り、ドル円は148.30円台に軟化している。ただ、ウォラー氏発言受けたドル売りは一時的だろう。FRB当局者の大半はインフレ加速を警戒、金利を長く据え置く必要性を主張している。ウォラー理事は次期FRB議長候補の一人であるたため、パウエル議長に利下げを要求しているトランプ米大統領に同調している。