ドル円は朝方はドル安も、その後反発し、ほぼ高値圏で引ける=NY為替概況
ドル円は朝方はドル安も、その後反発し、ほぼ高値圏で引ける=NY為替概況
きょうのNY為替市場は148円台での推移。ロンドン朝に148円89銭まで上昇していたドル円は、その後ドル安となり、その流れがNY朝も継続。米債利回りの低下が見られ、10年債利回りが4.4475%から4.4150%まで下げたことなどがドル安の材料となって148円19銭を付けている。
今日のミシガン大学消費者信頼感指数は強めに出たものの、インフレ見通しが一気に低下。特に1年後のインフレ見通しが予想を超えて鈍化しており、米債利回り低下を誘ってドル売りにつながった面もある。
もっとも下げ一巡後は反発。ロンドン朝につけた高値は越えなかったものの、148円81銭と、高値近くまで上昇し、ドル高円安圏で週の取引を終えた。トランプ関税を受けて不透明感が広がる中で、週末を越えてのポジション維持に慎重も、今週の米消費者物価指数の力強い伸びなどを受けて利下げ期待が後退しており、ドル高の流れが継続している。
ユーロドルも朝方のドル安の中で1.1672まで上値を伸ばした。その後1.1610台を付けるところまで売りが出ている。
ポンドドルも1.3475を付けるなどドル安もあって一時大きく上昇。その後一転して売りが出ると、ロンドン朝の水準を割り込んでポンド安ドル高となっており、ドルは基本的に全面高となっている。
ユーロ円はロンドン朝に173円11銭を付けた後、NY市場を通じて173円00銭を挟んでのレンジ取引。しっかりの動きも、上値をトライする勢いも見られなかった。
ポンド円はロンドン朝に199円98銭と200円に迫ったが付けきれず、対ドルでのポンド売りもあって199円台半ばまで戻している。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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