【今週の注目材料】東京都区部CPIは伸びがさらに鈍化見込み
【今週の注目材料】東京都区部CPIは伸びがさらに鈍化見込み
25日に7月東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表されます。全国消費者物価指数(CPI)の先行指標として知られる同指標。18日に発表された6月の全国CPIは生鮮食品除くコア前年比が+3.3%と5月の+3.7%から鈍化。市場予想の+3.4%も下回りました。エネルギーの伸び鈍化が目立っており、生鮮食品とエネルギーを除くコアコアは+3.4%と5月の+3.3%を上回り、6カ月連続で伸びが拡大しています。
東京CPI(生鮮除く)も5月の+3.6%から6月は+3.1%に伸びが鈍化していました。今回7月分の予想は+3.0%とさらに鈍化見込み。予想を超えて鈍化が進むようだと、全国消費者物価指数の鈍化見込みに繋がり、利上げ期待が後退する可能性があります。現状では短期金利市場での年内利上げ見通しは64%と据え置きの36%を上回っています。利上げ期待が後退し、年内据え置き期待が過半数を超えてくるようだと、円売りが強まる可能性があります。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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