ドル円、本日高値圏での推移 今週は日銀決定会合も予定=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は148円台半ばと本日高値圏での推移が続いている。チャート的には21日線でしっかりと支えられ、リバウンドの兆候を温存している状況。目先は本日149.65円付近に来ている200日線を試す展開になるか注目される。
今週は重要イベントが目白押しで、その反応を見極めたい雰囲気も強い。複数の主要IT・ハイテク企業の決算、FOMC、8月1日の関税期限、そして、経済指標ではGDP速報値、PCE価格指数、そして金曜日には米雇用統計の発表が予定されている。また、円に関しては日銀決定会合も予定。
その日銀会合だが、政策の据え置きが確実視されている。先日合意した米国の関税の影響を確認したい点と、石破政権の行方に対する不確実性が要因として挙げられる。
一部には10月の追加利上げ実施の予想も出ているが、政治情勢が不透明である点などから、利上げを先送りするリスクの方が大きいとの指摘も多いようだ。早急な利上げを求められている状況でもなく、利上げの方向性は変わらないものの、慎重に見極めたい姿勢とも思われる。短期金融市場では年内の利上げの確率を70%程度で見ている。
USD/JPY 148.54 EUR/JPY 172.17
GBP/JPY 198.34 AUD/JPY 96.79
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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