ドル、パウエル講演からやや持ち直し ドル円は147円台半ば=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドルは金曜日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演を受けた急落からやや持ち直している。ただ、積極的に買い戻そうという動きまでは出ていない状況。パウエル講演を受けて、短期金融市場では次回9月FOMCでの0.25%ポイント利下げの確率が約85%に戻している。発言前は70%程度で推移していた。
アナリストは、「投資家は今後もFOMC委員の発言に注目し続けるだろうが、委員の間の意見の相違が明らかなままである可能性もある」と述べている。9月17日の次回FOMCまでに米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)が発表になり、それを確認することになりそうだ。
ドル円は再び147円台のレンジに戻している。ジャクソンホール会議の前には、パウエル議長は追加利下げに慎重姿勢を強調するのではとの観測も流れ、ドル円は148円台に上昇していたが、元の水準に戻った印象。再度、方向感を探る展開となっているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
25日(月)
147.00(9.4億ドル)
26日(火)
148.00(9.4億ドル)
27日(水)
147.95(8.8億ドル)
148.00(7.9億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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