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【これからの見通し】きょうは米消費者信頼感に注目、ドル相場が引き続き混沌とする中

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【これからの見通し】きょうは米消費者信頼感に注目、ドル相場が引き続き混沌とする中

 先週末にはジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演が実施された。今後の米金融政策を占う上で注目度の高いイベントだった。しかし、市場に明確な方向性を与えるには至らなかった。労働市場の弱含みを指摘しつつも、インフレに対する警戒感は崩さなかった。今後の政策がデータ依存であることが改めて強調される格好だった。一方、市場での9月米利下げの織り込みは約9割と高く、総じて市場の見方を変える内容ではなかった。

 きょうの東京市場ではクック米FRB理事の辞任をめぐる報道でドル円相場は下に往って来いとなっている。日銀の基調的物価が前年比+2.0%と今年の最低水準となったことが円売りを誘う面も指摘される。ただ、円安方向への動きは限定的。ドル円は146.99から147.89までのレンジで推移。足元ではほぼ前日NY終値水準で取引されている。

 また、ユーロ相場にとっては、フランスの政局不安が再燃していることが売り圧力となる面も指摘されている。市場の仏政治状況に対する信頼度は、独仏10年債利回り動向に示されることが多い。その動向に注目しておきたい。

 今週は月末週とあって、フロー主導の展開になりやすい点が指摘される。この後の海外市場では、ロンドンフィキシングにかけて、年金基金やファンドなどによるリバランス目的での取引が持ち込まれやすい。こうした機関投資家の動きは、短期的にテクニカルな流れを無視することもあり、ボラティリティの上昇に注意が必要となろう。

 この後の海外市場では、耐久財受注(速報値)(7月)、住宅価格指数(6月および第2四半期)、S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(6月)、 リッチモンド連銀製造業指数(8月)、コンファレンスボード消費者信頼感指数(8月)などの米経済指標が発表される。特に注目されるのは、米国の景況感を示すコンファレンスボード消費者信頼感指数であろう。市場予想を下回る結果となれば、米景気の減速懸念からドル売りが強まる可能性がある。一方、予想を上回れば、FRBの金融引き締め長期化観測が再燃し、ドル買いに繋がることも考えられる。現時点での市場予想は96.5と前回の97.2からの低下が見込まれている。

 発言イベント関連では、ビルロワドガロー仏中銀総裁が欧州経済領域(EEA)会議に、マン英中銀委員とマックレム加中銀総裁がメキシコ中央銀行創立100周年記念イベントに出席する。米2年債入札(690億ドル)が実施される予定。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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