アジア株 トランプ輸出制限・関税警告も下値は限定的、米中貿易交渉再開に期待
アジア株 トランプ輸出制限・関税警告も下値は限定的、米中貿易交渉再開に期待
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 25777.84(-52.07 -0.20%)
中国上海総合指数 3888.00(+4.43 +0.11%)
台湾加権指数 24295.26(+17.88 +0.07%)
韓国総合株価指数 3181.20(-28.66 -0.89%)
豪ASX200指数 8924.20(-48.22 -0.54%)
インドSENSEX30種 81034.69(-601.22 -0.74%)
アジア株はまちまち、トランプ懸念が再燃している。
トランプ米大統領はクックFRB理事を解任したと発表。さらに、デジタル課税を巡り半導体輸出制限や大幅な追加関税を警告したことでリスク回避の動きが強まっている。株式市場ではクック解任よりも輸出制限・関税警告のほうが懸念されている。なお、クック理事は辞任しないと表明。
米中協議進展期待は高まっている。中国交渉担当者が今週、米国を訪問し米中交渉を再開する見通しだとWSJが報じている。中国担当者はグリア通商代表部(USTR)代表、米財務省高官と会談するほか、米経済代表らとも会談する予定。トランプ米大統領は米中関係は改善していると述べた一方で、中国がレアアース磁石をくれないのなら200%の関税を課すしかないと警告している。
米中協議進展期待で上海株はプラスに転じている、香港株は下げ幅を縮小。
豪州株は下げ幅をやや縮小、追加利下げ期待が広がっている。8月の豪中銀議事録では今後1年間で金利をさらに引き下げる必要があるがデータ次第、労働市場が均衡状態にある場合利下げを加速させる必要性についても議論したことを明かした。
インド株は1週間半ぶり安値、トランプ米政権による対印50%関税が警戒されている。制裁対象であるロシアから原油を購入しているとして米政権は27日に計50%の関税を課す方針を示す通知案を公表した。インドのモディ首相は今月末に7年ぶりに中国を訪問する予定、米による関税政策の中、中印関係強化を図る。

執筆者 : MINKABU PRESS
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