ドル売り一服、ドル円147.10付近=ロンドン為替
ドル売り一服、ドル円147.10付近=ロンドン為替
ロンドン午前はドル売りが一服している。このあとのNY市場がレーバーデーのため休場となることから、次第に取引に慎重なムードが広がってきているようだ。
ドル円は東京午前の147.38近辺を高値に売られ、ロンドン序盤にかけては安値を146.79近辺まで広げた。しかし、ロンドン時間に入ると下げ渋りとなり147.20付近まで反発。足元では先週末NY終値147.05を挟む水準で揉み合っている。
ユーロドルは上げ一服。東京朝方の1.1687近辺を安値に、東京午後以降は堅調に推移している。ロンドン序盤には1.1736近辺まで高値を伸ばした。足元では1.1720付近に落ち着いている。対円や対ポンドでもユーロは堅調に推移しており、ユーロ買いの面も指摘される。一連の欧州製造業PMIでスペインやイタリアが好調だったことがユーロ買いを下支えしている。
ポンドドルは1.35台前半で底堅く推移している。東京早朝の1.3494近辺を安値に、1.35台に乗せるとじり高の値動きを示している。ロンドン序盤にかけては1.3541近辺まで高値を伸ばした。足元では1.3530付近に高止まりしている。ポンド円も198円台半ばから一時199.11近辺まで買われるなど堅調。ただ、対ユーロでは上値を抑えられている。ユーロポンドは0.8652から0.8670付近へと上昇している。この日発表された8月ネーションワイド住宅価格は前月比、前年比いずれも前回よりも伸びを欠く結果だった。
対欧州通貨でのドル売りを反映して、ドル指数は7月28日以来、1カ月超ぶりのドル安水準となっている。米連邦控訴裁判所がトランプ大統領の報復関税を違法とする判決を下したことが、ドル売りを誘っているとの見方もあるようだ。
USD/JPY 147.06 EUR/USD 1.1724 GBP/USD 1.3532

執筆者 : MINKABU PRESS
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