米雇用統計をにらんだ調整にドル円やや上値が重いが、148円台を維持=東京為替概況
米雇用統計をにらんだ調整にドル円やや上値が重いが、148円台を維持=東京為替概況
昨日の海外市場はドル高が目立ち、ドル円は東京午前の148円00銭を挟んだ推移から、一時148円78銭まで上値を伸ばした。ADP雇用者数が予想を下回る伸びとなり148円30銭前後から148円00銭台に落とす場面などが見られたが、影響は限定的に留まり、その後ドル高が強まった。もっともドル高一服後、NY市場午後から東京市場にかけてドル売り円買いとなっている。直近下げが目立つ米10年債利回りが東京市場に入ってもう一段下げて4.15%を割り込むなどの材料はあったが、債券市場の動き自体は小幅なものに留まっており、ドル売りはどちらかというと昨日のドル高分の調整という印象。この後21時半の米雇用統計を前に、ポジションを整理しておきたいとの意識が広がったものと見られた。
午前中に148円08銭まで落とした後、少し戻しているが148円20銭台までと戻りは限定的。
ユーロ円は173円を挟んでの推移。ドル円の下げを受けて午前中に172円72銭まで下げる場面も、その後買い戻され、朝の水準での推移となった。
ポンド円は199円50銭を挟んでの推移。こちらも朝はやや円買いが優勢で199円23銭を付けたが、その後反発している。
ユーロドルは海外市場でドル高を受けて1.1630近くまで下げた後、NY夕方から東京市場にかけては買い戻し。午後に入って1.1670台を付けている。
ポンドドルは昨日上値を抑えた1.3460前後を超えてきたものの1.3469までとなっている。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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