アジア株 上海株下落、製造業PMIが予想外の悪化 インド株0.7%安、25%関税&追加制裁金
アジア株 上海株下落、製造業PMIが予想外の悪化 インド株0.7%安、25%関税&追加制裁金
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 24923.55(-253.38 -1.01%)
中国上海総合指数 3591.26(-24.46 -0.68%)
台湾加権指数 23521.44(+59.72 +0.25%)
韓国総合株価指数 3239.34(-15.13 -0.46%)
豪ASX200指数 8745.20(-11.17 -0.13%)
インドSENSEX30種 80891.63(-590.23 -0.72%)
アジア株は台湾を除いて下落。
韓国株は序盤に約4年ぶり高値をつけたあとは利益確定売りに押されている。韓国と米国が15%関税で合意したことで安堵感が広がっている、トランプ米大統領の事前通告25%から引き下げられた形だ。
豪州株は軟調。豪中銀副総裁は失業率上昇は予測通りであり歴史的に見ても依然として非常に低いと指摘。先行きに対して楽観的な見方を示しており、どちらかと言うと「タカ派」寄りな印象だ。
香港株は続落、1週間ぶり安値をつけている。香港は金融政策を米国に連動させているためFRBの9月利下げ期待後退で、香港の9月基準金利引き下げ期待も後退している。また、トランプ米政権が少額輸入品に対する関税免除措置「デミニミス」を廃止したことも懸念されている。8月29日から免税対象だった800ドル以下のすべての輸入品に関税が適用される。
上海株は下落、弱いPMIを受け投資家心理が悪化。きょう発表された中国7月の製造業PMIは49.3と予想外に悪化、好不況の分かれ目である50を4カ月連続で下回った。非製造業PMIは予想以上に悪化、50.1とかろうじて50を上回ったものの、昨年11月以来の水準に落ち込んだ。
インド株は0.72%安。トランプ米大統領がインドからの輸入品に対し25%の関税を課すと発表。さらに、制裁対象であるロシアから原油を購入しているとして追加制裁金を課すと警告した。トランプ氏はインドとロシアの関係は気にしていない、死んだ経済を一緒に崩壊させればいいとコメントした。

執筆者 : MINKABU PRESS
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