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本日もドル高が優勢 ドル円は一時148円台後半に上昇も伸び悩む展開=NY為替概況

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本日もドル高が優勢 ドル円は一時148円台後半に上昇も伸び悩む展開=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、本日もドル高が優勢となり、ドル円は一時148円台後半まで上昇。ただ、米国債利回りが低下していることもあり、ドル円も149円台を試すことなく伸び悩んだ。この日発表の7月の米消費者信頼感指数が予想を上回ったこともドル高をサポートしていた。

 本日からFOMCが始まり、明日結果が公表される。政策は据え置きが確実視されており、パウエル議長も利下げの方向性だけは示す可能性はあるものの、これまで通りに早期の利下げには慎重姿勢を示す可能性が高いと見られている。

 ただ、市場関係者からは「現時点で市場参加者の関心は通商協議の不透明感から米実体経済へと移っている。そのような中、年初から積み上がっていたドルショートの巻き戻しが活発に出ているようだ」との指摘も出ていた。ストックホルムで開催されていた米中協議が終了し、結局、関税措置の期限延長となった。ベッセント財務長官は90日間の延長になる可能性に言及。しかし、市場の反応は限定的だった。

 アナリストは、ドルの反発が一段と進めば、オプション市場の投資家はドル上昇への賭けを強める可能性があると指摘している。米国が貿易交渉の全体的な勝者とみなされれば、ドル高が一段と持続する可能性があるという。最近のドル高は、米国とEUが貿易協定で合意した後、これまでのドルショートの巻き戻しを部分的に反映しているという。オプション市場のポジションもドル選好に向かって変化しており、1カ月ぶりの強気水準に上昇しているという。

 なお、ストックホルムで開催されていた米中協議が終了し、結局、関税措置の期限が延長された。ベッセント財務長官は90日間の延長になる可能性に言及。しかし、市場の反応は限定的だった。

 ユーロドルは下値模索が続き、一時1.1520ドル近辺まで下落。本日の下げで7月中旬に付けた直近安値を下回っており、下値警戒感が強まっている。目先は1.15ドルを維持できるか注目されるほか、6月にサポートされた1.14ドル半ばの水準を試に行くか注目される。その水準を下回るようであれば、チャートはダブルトップを形成し、年初からの上昇相場が一旦調整に入る可能性も台頭する。

 ただ、テクニカル面では引き続きポジティブだとの指摘も出ている。テクニカル面でネガティブに転じたと判断するのは時期尚早だという。アナリストによると、ユーロは米国とEUの貿易協定がEU経済にとってマイナスで、米インフレを上昇させるとの見方を受けて下落しているが、ユーロは主要なチャート上のサポートレベルである1.15ドル水準をまだ下回っていない。

 同アナリストはユーロに対する依然としてポジティブな見方が損なわれるには、1.15ドル付近のサポート水準を下回る必要があると述べている。このエリアを下回ると、次の重要なポイントは1.1210-1.1275ドルの間となるという。

 ポンドドルは一時1.3310ドル近辺まで下落。本日の下げで100日線に顔合わせし、下値警戒感がさらに強まる展開。本日の100日線は1.3335ドル付近に来ていた。

 英国では家計の貯蓄が増加している模様。英中銀がこの日発表した6月の最新貸出統計によると、英家計は78億ポンドの貯蓄増となり、消費者の慎重姿勢が強まっていることが示された。エコノミストは「6月のマネーと貸出に関する統計は、悪化する英雇用市場が消費者の慎重行動を促し、家計の貯蓄が増えたという広範な証拠を裏付けるものだ」と分析している。

 今回の増加幅は、過去6カ月平均である56億ポンドを上回っており、「家計は支出よりも貯蓄を優先する姿勢にあることがうかがえる」と分析している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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