ポンドは売られ過ぎとの声も 反発の余地あり=NY為替
きょうのドルの戻り売り圧力が続く中、ポンドドルは一時1.33ドル台まで買い戻されたものの、維持できずに伸び悩んでいる。今週は英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定される中、利下げが確実視されており、一部からは量的引締め(QT)の縮小も発表してくるのではとの見方も出ている。足元のインフレはなお高水準ではあるものの、英景気に黄色信号が点灯しており、英中銀はハト派姿勢を強調してくるのではとも見られている。
そのような中、ポンドは対ドルのみならず対ユーロでも下落が続いているが、エコノミストからは、最近の下落を受けたポンドは売られ過ぎの状態にあり、若干の反発余地があるとの指摘が出ている。英国の脆弱な財政見通しに対する懸念は依然として顕著だが、直近の下落を受けてポンドは「いくぶん売られ過ぎ」の状態となっており、「緩やかな反発の余地がある」という。
GBP/USD 1.3284 GBP/JPY 195.51 EUR/GBP 0.8704
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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