ポンド、英インフレ統計が予想上回れば上昇の可能性=NY為替
きょうの為替市場はドル高が優勢となる中、ポンドドルは1.35ドル台前半での推移となっている。上値は重くなっているものの下押す気配まではなく、21日線の上で底堅い展開が続いている状況。今週は20日水曜日に7月の英消費者物価指数(CPI)が発表される。ストラテジストからは、予想を上回る内容であればポンド高で反応し、ポンドドルは重要な1.36ドルの抵抗線を突破する可能性があると述べている。
民間部門の賃金上昇率が5%近辺に留まっており、サービスインフレは高止まりが予想される。同ストラテジストによると、予想を上回るインフレを受けて、市場は英中銀の利下げ予想を一段と後退させる可能性もあるという。
短期金融市場では年末までの利下げの確率を半々で織り込んでいる。今月の英中銀による僅差での利下げ決定を受け、市場は先週の力強い賃金上昇と予想を上回る第2四半期のGDPとともに利下げ期待を縮小している。
GBP/USD 1.3520 GBP/JPY 199.76 EUR/GBP 0.8628
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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