広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は7日ぶりに反落 一時781ドル安=米国株序盤

株式 

NY株式30日(NY時間11:34)(日本時間00:34)
ダウ平均   40280.01(-247.61 -0.61%)
ナスダック   17223.06(-238.26 -1.36%)
CME日経平均先物 36035(大証終比:+5 +0.01%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は7日ぶりに反落。取引開始前に発表された米経済指標を受けて、米株式市場はネガティブな反応を示した。4月のADP雇用統計と第1四半期の米GDP速報値が発表された。

 ADP雇用統計は予想を大きく下回り、昨年7月以来、9カ月ぶりの緩やかなペースに減速し、経済の不確実性により労働需要が鈍化していることを示した。

 一方、米GDPは予想以上のマイナス成長となっている。個人消費の鈍化は予想ほどではなかったものの、輸入が急増しており、純輸出が大きく低下し、全体を圧迫した。関税賦課を前にした駆け込みの需要があった可能性も推察される。

 市場は本日のGDPを受けてリセッション(景気後退)への警戒を高めている。トランプ大統領の政策の混乱が貿易合意が実施される前に米経済を不況に追い込んだ可能性が懸念されている。一方のトランプ大統領は自身のソーシャルメディアへの投稿で、「バイデン・オーバーハング」と非難し、人々に対し「我慢しろ!!!。自身の政策には時間がかかる」と述べていた。

 ストラテジストからは「連続的な政策転換が、企業と投資家に非常に高い不確実性を招いている。今回のGDPは新政権に対する警告サインとなるべきだが、政権が長期目標追求のために経済的な痛みを強いることが過小評価されていた可能性がある」とのコメントも聞かれた。

 貿易交渉のニュースでは、ラトニック米商務長官が、合意の発表間近だと述べていた。ただし、対象国名は明言しなかった。トランプ大統領は「インドとの関税交渉は順調に進んでいる」と述べ、間もなく合意に達する可能性があると示唆した。

 本日で4月相場も最終日だが、市場にとって大荒れの月となった。トランプ大統領が4月2日に発表した広範な相互関税が急激な価格変動を引き起こしたが、主要株価指数は今月の下げを徐々に縮小している。

 S&P500は4月7日に一時的に弱気相場に突入したが、その後回復し、いまのところ今月は小幅な下落に留まっている。ダウ平均は月間で下落しているが、ナスダックはいまのところ横ばい。

 ベッセント財務長官は最近の市場の混乱について、「個人投資家は堅調を維持している一方、機関投資家はパニックに陥った」と言及していた。個人投資家は押し目を拾っていたという。

 決算発表が続いているが、いまのところ良くはないが、警戒したほど悪くはないといった印象。本日の引け後はマイクロソフト<MSFT>、メタ<META>、クアルコム<QCOM>が発表を予定。

 スターバックス<SBUX>が決算を受け下落。既存店売上高が予想以上の減収となったほか、1株利益も予想を下回った。今回の決算は業績回復にはかなりの取り組みを要することを浮き彫りにした。

 サーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が大幅安。前日引け後に1-3月期(第3四半期)の暫定決算を公表し、売上高見通しは45-46億ドルと従来の見通しある55億ドルから下方修正されたほか、予想(53.5億ドル)も下回った。1株利益は0.29-0.31ドルを見込み、こちらも予想の0.53ドルを下回った。

 スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が決算を受け大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、EBITDAが予想を下回った。また、広告事業に対するマクロの逆風を理由に、第2四半期の売上高見通しを示さなかった。

 オンライン旅行のブッキング<BKNG>が決算を受け下落。通期について、経済の不確実性の高まりを理由に、売上高見通しを修正。ステーンベルゲンCFOはアナリストとの説明会で、「通期のブッキングと売上高の見通しを1桁台半ばから後半に下方修正した」と述べた。従来は8%以上だった。

 ストレージのシーゲイト・テクノロジー<STX>が決算を受け上昇。売上高は予想範囲内だったものの、粗利益率、1株利益が予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表し、1株利益、売上高とも予想を上回っている。アナリストは「マクロ経済の不透明感が強い中でも、第3四半期は完璧だった」と述べた。

 太陽光発電のファースト・ソーラー<FSLR>が決算を受け下落。1株利益が予想を下回ったほか、通期のガイダンスで見通しを大きく下方修正している。トランプ関税の影響を考慮したとしている。

スターバックス<SBUX> 79.03(-5.82 -6.85%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 30.76(-5.24 -14.56%)
スナップ<SNAP> 7.66(-1.44 -15.79%)
シーゲイト<STX> 89.56(+7.96 +9.75%)
ファースト・ソーラー<FSLR> 127.06(-10.18 -7.42%)

アップル<AAPL> 210.24(-0.97 -0.46%)
マイクロソフト<MSFT> 390.21(-3.84 -0.97%)
アマゾン<AMZN> 181.86(-5.53 -2.95%)
アルファベットC<GOOG> 159.31(-2.75 -1.70%)
アルファベットA<GOOGL> 157.28(-2.88 -1.80%)
テスラ<TSLA> 278.74(-13.29 -4.55%)
エヌビディア<NVDA> 106.41(-2.62 -2.40%)
メタ<META> 540.09(-14.35 -2.59%)
AMD<AMD> 95.23(-0.83 -0.86%)
イーライリリー<LLY> 893.71(+8.51 +0.96%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 112
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 108
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 23
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

ヒロセ通商 50

ドル円スプレッド 0.2〜1.4銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 110
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます