ドル円147.16円まで下落、米雇用改定は大幅下方修正見込む 河野氏発言で一時円買いも
ドル円147.16円まで下落、米雇用改定は大幅下方修正見込む 河野氏発言で一時円買いも
今夜の米雇用者数の年次改定発表を前にドル売りが強まっている。ドル円は一時147.16円まで下落した。ユーロドルは7月28日以来、ポンドドルは8月15日以来の高値をつけている。オンショア人民元は対ドルで昨年11月以来の高値を更新。ドル指数は7月24日以来の低水準。
雇用者数年次改定では2025年3月までの1年間で最大100万人の下方修正が予想されている。ベッセント米財務長官は80万人の下方修正の可能性があると述べている。過去のデータではあるものの、大幅な下方修正となれば米労働市場はすでに勢いを失っていたことが示され、9月50bp大幅利下げ観測が一段と高まるだろう。
自民党の河野氏の発言で一時円買いが見られた。河野氏は日銀が利上げを遅らせればインフレが加速する、円安是正のため利上げが必要だと述べた。ただ、河野氏は総裁選への出馬は検討中とのこともあり値動きは限定的だった。石破氏後任候補トップの高市氏と小泉氏から相場に関するコメントがあればドル円は乱高下するだろう。
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米労働省労働統計局(BLS)非農業部門雇用者数の暫定基準改定(2024年4月-2025年3月)
市場予想中央値 70万人減 前回 81.8万人減

執筆者 : MINKABU PRESS
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