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FX/為替「ドル/円134円台回復 米CPIに続き小売も上振れでPPIに注目」 外為どっとコム トゥデイ 2023年2月16日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年2月16日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼15日(水)の為替相場
(1):RBA総裁の議会証言
(2):英CPIは予想を下回る伸び
(3):米小売は予想を上回り約2年ぶりの高い伸び
(4):ラガルドECB総裁発言
(5):米CBO、債務上限問題について警告

▼15日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:年初来高値更新すれば135円が視野に/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

15日(水)の為替相場

15日(水)の為替相場期間:15日(水)午前7時10分~16日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA総裁の議会証言

ロウ豪準備銀行(RBA)総裁は金融政策について議会で証言。「インフレ率は高過ぎるため、引き下げる必要ある」との認識を示し「金利については、まだ中銀の対応が不十分なリスクが残っている」「金利のピークには達していないと思う」と発言。金利がどの程度上昇する必要があるか問われると「どの程度利上げが行われるかは不確か」と述べた。

(2):英CPIは予想を下回る伸び

英1月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.1%と予想(+10.3%)を下回り、前月(+10.5%)から伸びがやや鈍化した。エネルギー・食品などを除いたコアCPIも前年比+5.8%と予想(+6.2%)を下回った(前回+6.3%)。

(3):米小売は予想を上回り約2年ぶりの高い伸び

米1月小売売上高は前月比+3.0%と予想(+2.0%)を大幅に上回り2021年3月以来の高い伸びを記録。自動車を除いた売上高も前月比+2.3%と予想(+0.9%)を上回る伸びとなった。同時に発表された米2月NY連銀製造業景気指数は-5.8と予想(-18.0)を上回り、前月(-32.9)からマイナス幅を縮めた。米長期金利の上昇につれてドル買いが優勢となりドル/円は1月6日以来の134円台を回復した。その後に発表された米1月鉱工業生産は前月比±0.0%と予想(+0.5%)を下回った。

(4):ラガルドECB総裁発言

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は欧州議会で「物価上昇圧力は強く、基調的なインフレ率は依然として高い」とし「3月に50bp(0.50%ポイント)の利上げを実施するつもり」と発言。「その上で我々は金融政策のその後の道筋について評価を下す」と述べた。

(5):米CBO、債務上限問題について警告

米議会予算局(CBO)は借入限度額を定めた「債務上限」が速やかに引き上げられなければ、連邦政府は7月にもデフォルト(債務不履行)に陥るリスクがあると警告した。債務上限問題を巡っては、無条件での引き上げを求めるバイデン大統領に対し、下院で多数を占める野党・共和党は歳出削減と併せて行うべきと主張しており、協議は平行線をたどっている。もっとも、「ねじれ議会」の下では恒例行事であり、Xデーの7月まではまだ時間的余裕があることから、現時点では市場がこの問題を気にする様子は見られない。

15日(水)の株・債券・商品市場

15日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:年初来高値更新すれば135円が視野に

昨日のドル/円は134円台へ続伸した。本邦実需の円買い観測などから132円台半ばに下落する場面もあったが下値は堅く、米1月小売売上高が予想を大幅に上回ると1カ月ぶりに134円台を回復。その後134.36円前後まで上値を伸ばした。14日の米1月消費者物価指数(CPI)がインフレの根強さを示したのに続き、昨日の米1月小売売上高では堅調な消費需要が示唆された。

米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化観測が高まる中、ドルは本日も堅調推移が見込まれる。ドル/円の上値ポイントは1月6日高値(年初来高値)の134.77円前後で、これを超えれば昨年12月以来の135円台に乗せる可能性もあろう。ただ、NY市場で発表される米1月生産者物価指数(PPI)は前年比の伸びが比較的大きく鈍化すると予想されている。CPIの先行指標でもあるPPIが想定以上に鈍化するようなら米長期金利の低下とともにドルが反落することも考えられる。引き続き米経済指標がドル/円相場のカギとなりそうだ。

注目の経済指標:米住宅・生産者物価指数

注目の経済指標

注目のイベント:欧米要人発言

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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