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FX/為替「ドル/円強い米経済指標を受けて一時135円台 FOMC議事要旨はタカ派化に警戒」 外為どっとコム トゥデイ 2023年2月22日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ 

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年2月22日9時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼21日(火)の為替相場
(1):RBA利上げ幅再拡大を検討
(2):欧州PMI、サービス業が大幅回復
(3):英国の景気後退リスクが和らぐ
(4):米国の利上げ長期化観測強まる
(5):ラガルドECB総裁「3月は50bp利上げの予定」

▼21日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:FOMC議事要旨後に乱高下の可能性/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

21日(火)の為替相場

期間:21日(火)午前7時10分~22日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA利上げ幅再拡大を検討

豪中銀(RBA)は2月会合の議事録を公表。「理事会は50bp(0.50%ポイント)の利上げを再開するか協議した」として「昨年末とは異なり引き締めサイクルを一時停止するかは議論しなかった」と明らかにした。その上で「最終的に、インフレがピークに達したとの予想および所得低下を理由に利上げ幅を25bpにするとの意見に傾いた」としながらも、「インフレ率が目標に戻ることを確実にするために、今後数カ月にわたりさらなる利上げが必要になる可能性が高い」と表明した。

(2):欧州PMI、サービス業が大幅回復

独2月PMIは製造業が46.5(予想48.1)はサービス業が51.3(51.0)となった。 その後に発表されたユーロ圏2月PMIも製造業48.5(予想49.3)、サービス業53.0(51.0)と、製造業は予想を下回った一方で、サービス業は予想を上回った。さらにその後、独2月ZEW景気期待指数は+28.1と予想(+23.0)を上回った。

(3):英国の景気後退リスクが和らぐ

英2月PMIは製造業が49.2、サービス業が53.3と予想(47.5、49.2)を上回った。この結果、英2月総合PMIは53.0となり、7カ月ぶりに活動拡大・縮小の分岐点である50.0を上回った。これを受けて英国の景気後退リスクが和らぐとポンドが急伸した。

(4):米国の利上げ長期化観測強まる

米2月PMIは製造業が47.8、サービス業が50.5(予想47.2、47.3)で、総合PMIは50.2(予想47.5)に上昇した。総合PMIが50.0を超えたのは2022年6月以来8カ月ぶり。米国の利上げ長期化観測が強まりドル/円は135円台を回復。2022年12月20日以来の高値となる135.23円前後まで上値を伸ばした。その後、米1月中古住宅販売件数は年率換算400万件と予想(410万件)を下回った。

(5):ラガルドECB総裁「3月は50bp利上げの予定」

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「政策金利がどの程度まで上がるかはデータ次第」としながらも「3月理事会では50bp利上げの予定である」と発言。ユーロ買いが優勢となり、その後ユーロ/円は144.16円前後まで上値を伸ばした。

21日(火)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:FOMC議事要旨後に乱高下の可能性

昨日のドル/円は年初来高値を更新。米国の利上げ長期化観測が広がり米債利回りの上昇が続く中、NY市場で昨年12月以来の高値となる135.23円前後まで上値を伸ばした。米2月総合PMI(購買担当者景気指数)は、サービス業を中心に改善し、8カ月ぶりに活動拡大・縮小の分岐点である50.0を上回った。米10年債利回りは3.95%前後、金融政策に敏感な2年債利回りも4.73%前後とそれぞれ昨年11月以来の水準まで上昇した。

本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が、利上げ幅を25bp(0.25%ポイント)に縮小した前回会合の議事録を公表する。前回の決定については先週、一部のメンバーから「50bp利上げの根拠」もあったとの発言が聞かれた。そのため本日の議事録にもタカ派色が滲む可能性があるとの見方が出ている。こうした中、ドル/円は議事録が公表される日本時間28時(23日午前4時)までは底堅く推移しそうだ。公表後は乱高下する可能性もあるため、落ち着きどころを見定める必要があるだろう。

注目の経済指標:独IFO企業景況感指数

注目のイベント:FOMC議事要旨

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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