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FX/為替「ドル/円、150円を巡る神経戦続く 財務官とFRB議長が講演」 外為どっとコム トゥデイ 2023年10月19日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年10月19日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼18日(水)の為替相場
(1):日銀 臨時国債買入れオペを通知
(2):中国経済指標は予想を上回る
(3):英CPIは高止まり
(4):米10年債利回り 16年振りの水準まで上昇
(5):FRB高官発言

▼18日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:動き出しのきっかけを探っている/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

18日(水)の為替相場


期間:18日(水)午前6時10分~19日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀 臨時国債買入れオペを通知

日銀は午前の金融調節(オペレーション)で臨時の国債買い入れを通知。10年債利回りが10年ぶりに0.815%前後まで上昇したことで金利の押し下げに動いた。ただ、円相場の反応は限定的だった。

(2):中国経済指標は予想を上回る

中国7-9月期国内総生産(GDP)は前年比+4.9%と4-6月期(+6.3%)から減速したものの、市場予想(+4.5%)を上回った。中国9月鉱工業生産は前年比+4.5%(予想+4.4%)、同小売売上高は前年比+5.5%(予想+4.9%)といずれも堅調だった。中国の景気後退を巡る懸念が和らいだことから、人民元高につれて豪ドルが上昇した。豪ドル/円は強含んだが、ドル/円は人民元に対するドル売りの影響で弱含んだ。

(3):英CPIは高止まり

英9月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.5%と予想通りに8月(+0.3%)から加速。前年比では+6.7%と市場予想(+6.6%)を上回り、8月と同じ伸びとなった。エネルギーや食品などを除いたコアCPIは前年比+6.1%だった(予想+6.0%、8月+6.2%)。インフレ高止まりを受けてポンドはやや買いが入ったが、利上げ期待を高めるほどではなかったため上げ幅は限定的だった。

(4):米10年債利回り 16年振りの水準まで上昇

米10年債利回りが2007年以来の4.90%台に上昇。中東情勢への懸念からNY原油(WTI)が一時89ドル台に上昇したことでインフレ再燃観測が高まった。これを受けてドルが買われたが、ドル/円は日本政府・日銀による円買い介入への警戒感や米株安を受けたクロス円の下落が重しとなり150円手前で伸び悩んだ。

(5):FRB高官発言

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は「政策金利の軌道に関して最終的に行動する前に、景気がどのように進展するのか様子を見ることは可能だと考える」と発言。「実体経済が冷え込み始めるのか、あるいは名目経済の物価が過熱するのかを確認するため、データを注意深く見ていく」と述べて11月の利上げ見送りを支持する姿勢を示した。その後、NY連銀のウィリアムズ総裁は「インフレに関してはまだ勝利宣言をするつもりはない」とした上で「当面の間、制限的な金利を維持する必要」との認識を示した。

18日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:動き出しのきっかけを探っている

昨日のドル/円は小幅続伸。中東の緊張で原油高が進む中、インフレ再燃観測などから米10年債利回りが16年ぶりの水準へと上昇したことがドルを押し上げた。一方で日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から円売りの勢いは鈍く、ドル/円は149.94円前後までの上昇にとどまった。市場は引き続き1ドル=150円の水準を当局の「防衛ライン」として強く意識している模様だ。
そうした中、本日午後には、実質的に介入の権限を持つ神田財務官が新聞社主催のセミナーで講演を行う。円買い介入への具体的な言及はない公算が大きいが、1ドル=150円を巡る市場と当局の神経戦が続く中、市場は動き出しのきっかけを探っていると見られるだけに、念のため注目しておきたい。また、NY市場では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演する。市場はFRBが9月に示した「あと一回」の追加利上げ見通しに半信半疑の状態だ。11月米連邦公開市場委員会(FOMC)前としては最後の発言機会となるため注目される。

注目の経済指標:米新規失業保険申請件数

注目のイベント:パウエルFRB議長講演

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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