ポンドは軟調な展開 6月の英小売売上高は第2四半期の小幅な成長を裏付ける=NY為替
きょうもポンドは軟調な展開を見せており、対ドルのみならず対ユーロでも下落している。ここに来て、インフレは高いものの、景気の先行き不透明感が強まっており、市場は8月の英中銀の利下げをほぼ確実視している状況。
この日は6月の英小売売上高が発表になっていたが、5月の急落からは回復していたものの、市場の予想には届かなかった。今回の数字で英小売売上高は四半期ベースでは僅か0.2%の上昇に留まり、4-6月のGDPへの寄与度は0.01%ポイントに過ぎない。エコノミストからは、「6月の小売売上高の回復が予想より小幅だったことは、第2四半期の成長が前期比で僅か0.1%に留まったという見方を裏付ける」と述べている。
短期金融市場では8月利下げを95%、それを含めて年内2回の利下げを、完全には織り込めていないものの、85%程度の確率で2回目を見込んでいる状況となっている。
GBP/USD 1.3425 GBP/JPY 198.30 EUR/GBP 0.8741
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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