【海外市場の注目ポイント】１２月の独ＰＭＩ速報値など

　日本時間午後５時半に１２月の独購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値、同午後６時に１２月のユーロ圏ＰＭＩ速報値が発表される。１２月の独ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４３．１、サービス業の大方の予想が４９．３となっており、製造業が前月の４３．０から上昇する一方、サービス業が前月の４９．３から変わらないとみられ、１２月のユーロ圏ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４５．３、サービス業の大方の予想が４９．５となっており、製造業が前月の４５．２から上昇する一方、サービス業が前月の４９．５から変わらないと見込まれている。トランプ次期米大統領の関税政策による欧州経済への悪影響が懸念されており、こうしたことが影響して予想を下回るようであればユーロが売られる可能性がある。
　
　また、日本時間午後６時半には１２月の英ＰＭＩ速報値、同午後１０時半には１２月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、同午後１１時４５分には１２月の米ＰＭＩ速報値も発表される。１２月の英ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４８．５、サービス業の大方の予想が５１．０となっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の４８．０、５０．８から上昇するとみられている。１２月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想が１０．０となっており、前月の３１．２を下回り、２カ月ぶりに低下すると見込まれ、１２月の米ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４９．５、サービス業の大方の予想が５５．８となっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の４９．７、５６．１から低下するとみられている。
　
　さらに、このあとの海外市場では、欧州の中銀関係者が相次いで発言することになっている。日本時間午後４時１５分にラガルド欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁が会見、同午後５時１０分にシムカス・リトアニア中銀総裁が挨拶、同午後５時１５分にラガルドＥＣＢ総裁がパネル会議に出席、同午後５時４５分にデギンドスＥＣＢ副総裁が挨拶、同午後９時にウンシュ・ベルギー中銀総裁が講演、同午後９時半にエスクリバ・スペイン中銀総裁が講演、同１７日午前１時半にシュナーベルＥＣＢ専務理事が会議に出席する予定になっている。
　
MINKABU PRESS