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ダウ平均は続落 本日はひとまず一服感も=米国株序盤

株式 

NY株式11日(NY時間11:33)(日本時間00:33)
ダウ平均   39408.86(-184.80 -0.46%)
ナスダック   16365.60(-21.71 -0.13%)
CME日経平均先物 33185(大証終比:-335 -1.02%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。貿易戦争への懸念は依然として継続しており、投資家の警戒感も強い。ただ、週末ということもあり、本日の米株式市場はひとまず一服感が出ている印象で、ダウ平均、ナスダックとも前日終値を挟んで上下動している展開。

 トランプ大統領の保護主義政策をきっかけに、市場では米国離れが指摘され、今回の貿易戦争が米経済に長期的な打撃をもたらすのではとの懸念は根強い。取引開始前に中国が対米関税を84%から125%への引き上げを発表。4月12日より実施される。

 中国財政部は、ホワイトハウスが今年に入って、中国製品への課税を計145%(相互125%、薬物20%)まで引き上げたことを受けての措置だとしている。トランプ大統領は、報復措置を取らずに協議に応じる条件で、90日間の猶予を設定しているが、中国は応じない意向。

 中国の場合、「暮らしより面子!」のお国柄でもあり、今回の対抗措置強化はある程度想定範囲内ではあるが、市場は貿易戦争のエスカレートをさらに警戒して行きそうだ。

 波乱の週ではあったが、株価指数は週ベースでは反発しており、S&P500は前日までで3.8%上昇し、11月以来の週次パフォーマンスを記録。ナスダックも5.1%上昇している。

 ただ、きょうの市場は落ち着いているものの、不安定な状況は長引くとの見方が多い。ストラテジストからは、「われわれは、この世界的な貿易体制の変化の初期段階にあり、相互関税の90日間の停止措置により市場の暴落は一時的に反転したものの、不確実性は長引く」とのコメントも聞かれた。

 なお、本日は3月の米生産者物価指数(PPI)と4月調査のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表された。PPIは前日のCPIに引き続き、予想外のインフレ鈍化を示していたが、FRBのスタンスに変化はないと見られていることから、市場も限定的な反応に留まっている。

 一方、ミシガン大指数は予想を下回ったほか、1年先のインフレ期待が6.7%まで上昇し、1981年以来の歴史的な高水準となった。トランプ関税の影響で、米消費者の先行きに対するセンチメントが低下する半面、インフレ期待を過度に高めており、スタグフレーションへの警戒を示唆する内容ではある。これを受けて、株安の反応も一時見られていた。

 JPモルガン<JPM>が決算を受け上昇。経常収益が予想を上回ったほか、純受取利息(NII)も予想を上回った。通期のNIIの見通しを945億ドルに上方修正している。

 AIを活用した創薬やバイオシミュレーションを手掛ける企業の株価の上昇が目立っている。FDAがAIベースの計算モデルが、薬物試験における動物実験の代替となる可能性を検討していると発表したことが買い手掛かり。

 空飛ぶタクシーを手掛けるジョビー・アビエーション<JOBY>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。

 医薬品のアルクティス・バイオ<ARQT>が下落。同社はトッパーCFOが退任し、現最高会計責任者(CAO)のヴァイラヴァン氏がその役職を引き継ぐことを発表した。

JPモルガン<JPM> 231.52(+4.41 +1.94%)
ジョビー・アビエーション<JOBY> 5.69(-0.34 -5.56%)
アルクティス・バイオ<ARQT> 12.45(-1.00 -7.40%)

リカージョン・ファーマ<RXRX> 5.40(+0.89 +19.62%)
セルタラ<CERT> 12.16(+1.65 +15.65%)
シミュレーションズ・プラス<SLP> 30.49(+4.75 +18.45%)
シュレーディンガー<SDGR> 22.12(+2.90 +15.09%)
アブサイ<ABSI> 2.69(+0.24 +9.58%)

アップル<AAPL> 193.46(+3.04 +1.60%)
マイクロソフト<MSFT> 383.19(+1.84 +0.48%)
アマゾン<AMZN> 179.78(-1.44 -0.79%)
アルファベットC<GOOG> 157.38(+2.01 +1.29%)
テスラ<TSLA> 244.47(-7.93 -3.14%)
メタ<META> 535.78(-10.51 -1.92%)
AMD<AMD> 91.58(+2.88 +3.25%)
エヌビディア<NVDA> 108.69(+1.12 +1.04%)
イーライリリー<LLY> 719.79(-1.12 -0.16%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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