ECB、ユーロ高への不満は限定的との指摘=NY為替
きょうも為替市場、NY時間に入ってドル高が一服しており、ユーロドルも下げ渋る展開が見られている。この日発表の6月の米小売売上高を始めとした一連の米経済指標が強い内容となっことでドル高は加速し、ユーロドルも1.1560ドル付近まで下げ幅を伸ばしたものの、現在は1.15ドル後半で推移している。ただ、21日線を下放れる展開は続いており、上値は重い。
米大手証券のストラテジストは、ECBは最近のユーロ高に対してそれほど不満を示していない可能性が高いと指摘している。先日、ポルトガルのシントラで開催されたフォーラムでのECB当局者らの発言は、ユーロ高に対するECBの抵抗がどの程度あるかについて、投資家の過大評価を招いたという。
ユーロは現在、短期的な戦術的調整局面で1.15ドルに向けて下落しているが、その後は反発を予想しているという。
EUR/USD 1.1589 EUR/JPY 172.13 EUR/GBP 0.8643
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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