続落、主要産油国の増産による供給過剰懸念で=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=65.16(-1.13 -1.70%)
石油輸出国機構(OPEC)プラスの中核国が9月の増産で、23年に実施した日量220万バレル規模の自主減産の巻き戻しを完了するほか、10月以降も日量166万バレルの自主減産の巻き戻しを継続するとの観測が重しとなった。供給過剰が警戒され、原油価格が低調に推移するなかでも、主要産油国が増産を続けるリスクが意識されている。
ウクライナ停戦を目指すトランプ米大統領がインドにロシア産原油の輸入を停止するよう要求し、インド外務省がこの要求に応じない方針を示した後、同大統領が大幅な関税引き上げを警告したことは懸念要因。インドは良い貿易相手ではなかったとの認識を示している。
時間外取引で9月限は軟調。通常取引開始後も売りが優勢で、65.03ドルまで下げ幅を広げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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