広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は反落 予想下回るISM指数をきっかけに戻り売り ただ強気な見方も根強い=米国株概況

株式 

NY株式5日(NY時間16:23)(日本時間05:23)
ダウ平均   44111.74(-61.90 -0.14%)
S&P500    6299.19(-30.75 -0.49%)
ナスダック   20916.55(-137.03 -0.65%)
CME日経平均先物 40580(大証終比:-70 -0.17%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落。上昇して始まったものの、この日発表のISM非製造業景気指数が予想を下回ったことをきっかけに戻り売りが優勢となっている。

 ただ、市場は好調な企業決算とFRBの早期利下げ期待を背景に米株式市場は好調な流れを維持するとの見方も根強い。金曜日に発表された弱い米雇用統計を受けて市場では、FRBの早期利下げの織り込みを進めている。株式市場は4月安値から回復しており、企業が関税の影響を吸収できるとの楽観的な見方や、FRBが景気後退回避の行動に移るとの期待が高まっている。

 前日にデーリー・サンフランシスコ連銀総裁は、雇用の減速を示す証拠が増えており、関税による持続的なインフレの兆しも見られていないことから「利下げの時期が近づいている」と述べていた。

 短期金融市場では、9月の利下げを80%以上の確率で織り込んでいるほか、年内もう1回の利下げも完全に織り込む動き。3回の可能性も3分の1程度で織り込んでいるようだ。

 ストラテジストは「今回の強気相場は多少の動揺では簡単に崩れないようだ。週末の休みを経て、買いの理由を思いつけば、それだけで強気派は再び動き出すようだ」と述べていた。

 S&P500企業の決算は予想を上回る内容が相次ぎ、利益は9.1%の増益と、予想の約3倍の伸びを記録。2021年以来で最も大きな予想超過率となっている。

 一方、米大手金融の多くは調整局面に備えるよう警告を発していることも事実。株式のバリュエーションが高止まりする中で、経済指標が悪化しているため。今後数週間から数カ月以内に下落の可能性があると警鐘を鳴らしている。

 エコノミストは「問題は、悪いニュースが本当に悪いニュース(景気減速)なのか、それとも良いニュース(FRBの利下げ)なのかという点だ」と指摘。「経済が緩やかに減速する程度であれば、FRBの利下げが期待できるため良いニュースだが、失業率が持続的かつ急速に上昇すれば、成長や企業業績への懸念が強まり、悪いニュースとなるだろう」と述べている。

 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正している。

 ファイザー<PFE>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、売上高の見通しは維持したものの、1株利益の見通しは上方修正した。コスト削減が奏功。

 眼球用インプラントレンズを手掛けるスターサージカル<STAA>が急伸。スイスの眼科医療企業アルコンが同社を買収することで合意した。約15億ドルの買収で1株28ドルとなる。前日終値に対して51%高い水準。

 医薬品のバーテックス・ファーマ<VRTX>が大幅安。鎮痛剤の治験薬が手術後の患者に効果を示さなかった。また、FDAも慢性痛の治療薬としての広範な使用に道筋が見いだせないとしている。

 スタンガンやボディカメラなど警護用品のアクソン・エンタープライズ<AXON>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、売上高見通しを上方修正した。

 肥満薬の調剤版を販売するテレヘルスのヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が決算を受け大幅安。GLP-1減量薬の売上高が1.9億ドルと前四半期の2.3億ドルから減収となった点を市場は物足りないと感じていた模様。

 穀物のアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド<ADM>が決算を受け上昇。1株利益が予想を上回ったことが好感されている。

 フロンティア航空<ULCC>が決算を受け大幅安。第3四半期の1株損益に関して予想以上の赤字を見込んだ。同社は第3四半期にレジャー需要の低迷と燃料費の上昇を受け、座席数を4-5%削減する計画。

パランティア<PLTR> 173.27(+12.61 +7.85%)
ファイザー<PFE> 24.75(+1.22 +5.18%)
スターサージカル<STAA> 27.02(+8.53 +46.13%)
バーテックス<VRTX> 374.98(-97.29 -20.60%)
アクソン<AXON> 867.12(+122.24 +16.41%)
ヒムズ&ハーズ<HIMS> 55.52(-7.83 -12.36%)
アーチャー・ダニエルズ<ADM> 57.62(+3.26 +6.00%)
フロンティア<ULCC> 3.45(-0.65 -15.77%)

アップル<AAPL> 202.92(-0.43 -0.21%)
マイクロソフト<MSFT> 527.75(-7.89 -1.47%)
アマゾン<AMZN> 213.75(+2.10 +0.99%)
アルファベットC<GOOG> 195.32(-0.43 -0.22%)
アルファベットA<GOOGL> 194.67(-0.37 -0.19%)
テスラ<TSLA> 308.72(-0.54 -0.17%)
エヌビディア<NVDA> 178.26(-1.74 -0.97%)
メタ<META> 763.46(-12.91 -1.66%)
AMD<AMD> 174.31(-2.47 -1.40%)
イーライリリー<LLY> 765.95(-3.05 -0.40%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

ヒロセ通商 58

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 88
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 88
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 14
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 86
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます