【本日の見通し】方向性を探る展開
【本日の見通し】方向性を探る展開
先週末の米雇用統計を受けて急落したドル円は、昨日東京朝に146円60銭台まで下値を伸ばした。もっともそこからは買い戻しが優勢となっており、行き過ぎた動きにも警戒感が出ている。昨日発表された米ISM非製造業景気指数は予想に反して前回から悪化。製造業と共に弱めの景況感が示されたことで市場の警戒感を誘い、指標発表前に一時147円80銭台を付けていたドル円は147円30銭台まで売られる場面が見られた。しかし、その後147円70銭前後を付けるなど、ドル売りは続かず。市場は次の方向性を見極めたいという流れになっている。
もっとも今週は米国の目立った材料がなく、動きがやや出にくくなっている。来週は日本がお盆シーズンに入り、海外勢もサマーバケーションシーズンとなるため、取引自体が低調となりやすい。レンジの中で方向性を見極める動きが続きそう。
ドル円は147円台を中心とした推移が見込まれる。リスクはやや下方向で、昨日のISM非製造業景気指数後の押し目を割り込むと、146円台トライもありそう。
ユーロドルは1.15台後半中心の推移。ドル安の流れから堅調な展開も1.1600手前が重い。
ユーロ円は170円台後半を中心とした推移。ユーロドルの動きが限定的となっている分、ドル円に準じた動きが見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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