【本日の見通し】方向性探る展開
【本日の見通し】方向性探る展開
ドル円は方向性を探る展開。1日の米雇用統計後、米国の利下げ期待が強まりドル売りの流れが広がっているが、行き過ぎた動きにも警戒感が出ており、上下ともに動きにくい展開となっている。昨日もドル円が一時146円台を付けたがその後買い戻しが入るなど、積極的な下攻めにはならず。
今週は目立った米指標発表予定がなく、動きが出にくい展開。トランプ関税の話題や、次期FRB理事人事など、それなりの注目材料はあるものの、相場の方向性を決めるだけの材料とはなっていない。
今日も147円台を中心とした推移が見込まれる。リスクはドル安方向で、昨日の安値を割り込み、146円台をしっかり付けるようだと、動きが強まる可能性。前回の米雇用統計を受けて、FOMCメンバーの発言などもややハト派寄りと見られる。今日もFRB関係者発言が予定されているため、しっかりと内容を確認したい。
ユーロドルは上値を抑えていた1.1600を超えて上昇が強まった。ドル安の流れが支えとなっている。1.1600が今後はサポートとして機能することが期待され、1.16台前半では買いが出る展開となりそう。
ユーロ円は対ドルでのユーロ買いもあってしっかり。上値のポイントは172円台半ば。ただ、ドル主導の展開が強まると、きれいな上昇トレンドではなく、不安定な動きが見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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