ドル円、147円台前半 FRBの利下げ期待に変化なし 大幅利下げの観測も=NY為替序盤
きょうのNY為替市場、ドル売りが優勢となっており、ドル円は147円台前半での推移となっている。前日の米消費者物価指数(CPI)を受けて、為替市場はドル安が優勢となっている。
前日の米CPIに対する市場の見解は分かれているようだが、FRBの利下げ期待に変化はない。短期金融市場では9月利下げの確率を90%以上で織り込んでいる状況。
一部では大幅利下げの可能性が高まったとの見方も出ており、ドル安を誘発しているようだ。ベッセント財務長官が「9月は0.50%ポイントの大幅利下げを実施すべき」と主張していることもその背景にある。現段階で市場はそこまでは織り込んでいないが、その点については来週のワイオミング州ジャクソンホールで行われるFRBの年次総会待ちといたところかもしれない。
ドル円は上下動したが、結局147円台のレンジに落ち着いている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147円に観測されている。
13日(水)
147.00(10.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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