ドル円、21日線に到達 明日は米小売売上高=NY為替
NY時間の中盤に入ってドル円は買い戻しが続いており、一時147.85円付近まで上昇。21日線の水準に到達している。このまま21日線を突破して、再度150円を試しに行く流れに戻るか注目される動きではある。
明日は日本のGDPのほか、7月の米小売売上高、そして米ロ首脳会談がアラスカで行われる。米ロ首脳会談については日本時間の16日午前4時半頃からの開始で、結果が判明するのは市場が終了した後になる可能性が高い。
その意味でも明日は7月の米小売売上高が最注目イベントになりそうだ。先日の米雇用統計では5月以降の労働市場の減速が鮮明になる中、米個人消費の動向が注目されている。4-6月のGDP速報値の個人消費は1-3月からは伸びが回復したものの、回復は鈍かった。
ただ、7月については、自動車販売の好調や大手小売業者による一連のオンラインの販促イベントに後押しされ、前回同様の強めの数字が期待されているようだ。消費者はセールを積極的に利用したと見られており、一部からは上振れる可能性も指摘されている。
USD/JPY 147.79 EUR/USD 1.1641 GBP/USD 1.3530
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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